猫は地震を予知できるって本当?揺れを怖がる場合の対処法と地震対策を踏まえたケージの選び方
結論から言うと、猫が地震を予知できるかどうか、科学的には解明されていません。猫によっては、地震が起きても寝ているなど、まったく気にしない場合もあるようです。一方で、地震が起きたあとは猫も人間と同様に、パニックになってしまったりトラウマを抱えてしまうことがあります。
この記事では、大きな揺れの前に猫がとりやすい行動や、地震後に猫の様子がおかしい場合の対処法などについて解説します。最後までお読みいただくことで、地震が起きた際に猫の安全を守れるケージの選び方も理解できるはずですよ
目次
◆猫が地震を予知できると言われる理由
◆揺れが起きる前兆?猫が地震を察知した際に見せると言われる反応
◆地震後の様子がおかしい?大きな揺れのあとに猫がとりやすい行動と対策
◆地震で猫がパニックになってしまったときの対処法
◆猫が地震でトラウマを抱えてしまったら優しく寄り添ってあげる
◆大きく揺れてもそのまま寝ているなど地震に反応しない猫もいる
◆猫は地震を飼い主のせいだと考えている場合がある
◆地震が起きたときに猫ケージが役立つ5つの理由
◆地震対策を踏まえた猫ケージの選び方
◆普段使いはもちろん地震のときでも役に立つienekoのケージ
◆愛猫が怖がらないように地震へのあらゆる備えが大事
※登場キャラクター
・白井君
株式会社ienekoの代表取締役で「猫と暮らすあなたのワガママを叶える」をコンセプトにしており、ケージやキャットハウスなどを販売。コラムでは、これから猫をお迎えする方や、すでに猫を飼っている飼い主さん向けに、ためになる情報の発信を心がけている。執行ねこ員の飼い主。
・執行ねこ員
白井君に飼われている猫。わからないことがあったら白井君に質問して、すぐに答えさせる。性格はワガママ。
猫が地震を予知できると言われる理由
結論からお伝えすると、猫が地震を予知できるかどうか明確には公表されていません。あくまで猫は人間よりも振動に対して敏感であることから、地震を予知しているのではという意見があるだけです。
猫が地震を予知できる理由として、具体的には以下の可能性が考えられています。
- 些細な揺れを感知している
- 地層や岩盤の割れ目から発生する静電気を感じ取っている
- 磁場の変化に気づいている
猫以外にも、動物の異変から地震が予測されるという話を聞いたことがある方もいることでしょう。
執行ねこ員:なまずが暴れるとかね。
猫に関しても他の動物と同様に地面の変化を感じとり、地震が起きる前に行動を起こしていると考えられています。しかし、地震の前に猫が起こす異常行動は科学的に解明されておらず、あくまで推察があるだけです。
執行ねこ員:変に期待しないでほしいんだよなぁ。
白井君:猫としても、プレッシャーですよね…。
揺れが起きる前兆?猫が地震を察知した際に見せると言われる反応
猫が地震を察知した際に見せる行動としては、どのような反応があるのでしょうか。調査してみると、地震の前に猫が以下のような行動をしたという声が確認できました。
- 異常に鳴く
- 落ち着きがない
- 歩数が増える
- 外に出たがる
- 隠れる
いずれの行動においても、地震が来ることを飼い主さんに伝えたり、危険を回避したりといった反応のように思えます。
また、ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、猫の飼い主さん400名にアンケートを行っています。「地震の際、猫になにか異変が見られたことがあるか」というアンケートでは、38%の人が「異変があった」と回答したようです。
参照元:地震のとき猫の「異変」を感じた飼い主は約4割 よくある猫の反応、日頃の備えについて獣医師が解説
他にも調査した限りでは、東日本大震災が起きる前に飼っている猫の落ち着きがなくなったり、大声で鳴いたりするなどの行動があったという声を確認できました。科学的な根拠はないとしても、飼い主さんのなかには「猫は地震を察知しているのでは?」と思いたくなるような経験があるようです。
執行ねこ員:あれ?白井君の髪がいつもより短くなっているけど、なんだか珍しいね。これから地震?
白井君:暑いから切っただけです…。
地震後の様子がおかしい?大きな揺れのあとに猫がとりやすい行動と対策
地震が起きたあとは、猫がこれまであまり見せなかった行動をとるようになる場合があります。具体的には、以下のとおりです。
- 隙間や毛布の下に隠れる
- ケージや自分が隠れている場所から出てこない
- 家の外へ逃げ出そうとする
これらの行動は、猫が地震を怖がっているものと推測されます。猫によっては「また地震がくるのでは」と怖くなり、恐怖からストレスがたまることで、家から脱走しようとする場合があります。地震が起きたあとは、猫が逃げてしまわないように、窓や戸をきちんと締めるようにしましょう。
一度猫が家の外に出てしまうと、身の危険を感じて家に帰ってこない場合も考えられます。そのため、迷子札やマイクロチップを装着するなどして、万が一脱走してしまった場合の備えも必要です。
執行ねこ員:家に帰りたくても、帰れなくなってしまうこともあるからね。
地震で猫がパニックになってしまったときの対処法
猫によっては大きな揺れを経験したことで、パニックになってしまう場合があります。猫が普段は見せないような行動をとり始めると、飼い主さんはびっくりしてしまいますよね。
地震で猫がパニックになってしまった場合は、まず飼い主さんが落ち着きましょう。パニックになっている飼い主さんを見て、さらに猫が不安を感じてしまうこともあるからです。
白井君:(地震の揺れがあり)執行ねこ員、大丈夫ですか!?私がおりますので落ち着いてくださいね!?(オロオロ)
執行ねこ員:まずは白井君が落ち着きなよ。
白井君:冷静ですね…。
猫がパニックになってしまったら、まずは優しく声をかけてあげましょう。飼い主さんから自分の名前を呼ばれることで、猫が落ち着きを取り戻す場合もあります。
声をかけたあとはだっこしてあげるのも、愛猫を落ち着かせる方法の1つです。パニックになってしまっているのであれば、地震を怖がっていると推測できるため、安心できるような振る舞いが必要です。
猫が地震でトラウマを抱えてしまったら優しく寄り添ってあげる
人間と一緒で、猫も地震によってトラウマを抱えてしまう場合があります。大きな揺れを経験することで、その後に小さな地震であってもひどく怖がってしまう場合もあります。猫が地震を怖がっているようであれば、飼い主さんの立場においては優しく寄り添ってあげることが大切です。
執行ねこ員:どしたん?話聞こか?
白井君:それは優しさ…ですか…?
地震のあとはしつけであっても、強くしかるなどは避けた方がいいでしょう。また、無理にケージから出したり、遊ばせたりしようとせず静かに見守るのも大事です。
地震によるトラウマは、猫であっても簡単に消えるものではありません。とくに、地震が起きたあとのタイミングでは、猫に対しても優しく寄り添ってあげてくださいね。
白井君:執行ねこ員は、地震が怖くはないのですか?
執行ねこ員:地震よりも、自分のことしか考えていない人間の方がよっぽど怖いよ。
白井君:なにかあったんですか…?
大きく揺れてもそのまま寝ているなど地震に反応しない猫もいる
猫は地震を察知するという声もありますが、一方で揺れがあってもまったく反応しない猫もいます。地震が起きて心配になって駆けつけたものの、飼っている猫は「いつもと変わらず寝ていた」という声もありました。
白井君:執行ねこ員は、地震が起きる前に行動を起こしますか?
執行ねこ員:どうだろうね?
白井君:教えてくれないんですか…?
執行ねこ員:なんでもすぐに答えを知りたがるところは、白井君の悪いところだよ。
白井君:す、すみません…。
猫は地震が起きる前に異常な行動をとると言われるなかで、愛猫がなにも反応しないと不安になる方もいるかもしれません。ですが、人によって地震に対する印象が違うように、猫によって反応は変わります。そのため、飼っている猫が地震に対して反応を見せなくても、とくに気にする必要はありません。
猫は地震を飼い主のせいだと考えている場合がある
猫によっては、なにかしらの理由で地震を飼い主のせいだと考えている場合があります。
白井君:(テレビを見ながら)いま、震度4の地震があったみたいですよ。
執行ねこ員:白井君が揺らしたんでしょ?
白井君:違います…。
なかには地震があると、猫が飼い主の方をずっと見ているという声もありました。日本では、地震は日常茶飯事と言えるほど頻繁に発生しています。そのため、小さな揺れであれば慣れている人が多いため、落ち着いている様子を見て猫が疑ってしまうのかもしれません。
猫が「いまの揺れは飼い主さんのせいでは?」と疑っている場合、落ち着かせるために猫を横揺れさせるという方の意見もありました。飼い主さんが地震のような揺れを再現することで、猫が落ち着きを取り戻すこともあるようです。
執行ねこ員:うわぁぁ、地震だぁぁ!
白井君:執行ねこ員!横になってください!(横揺れさせる)
執行ねこ員:くそっ!やはり人間(白井君)のせいか!
白井君:すみません(それで、執行ねこ員が落ち着いてくださるのであれば…)。
地震が起きたときに猫ケージが役立つ5つの理由
地震が起きた際に、ケージがあればあらゆる場面で役立つことをご存知でしょうか。ここでは、地震が起きたときに猫ケージが役立つ理由を解説します。
- 物の落下によるケガを防げる
- 緊急時の避難場所になる
- 周りの人に囲まれても自分のスペースを確保できる
- 行動が制限されるため脱走を防げる
- 猫同士のケンカを防げる
ケージは普段の生活だけでなく、地震などの災害時にも重宝します。それぞれ、順番に見ていきましょう。
1. 物の落下によるケガを防げる
ケージがあれば、物の落下による猫のケガを防げます。物が倒れても、ケージの柵が猫を守ってくれるからです。
部屋の中で放し飼いにしていると、地震によって棚などが倒れることで、猫がケガをする場合もあります。ケージの中に入れてあげることで、地震による物の落下などから、猫を守ってあげられます。
2. 緊急時の避難場所になる
ケージは、緊急時の避難場所になります。部屋が散乱していると、余震や猫が歩き回ることで棚や物が崩れてしまうなどのトラブルもあることでしょう。
また、避難する際もケージは活用できます。地震が起きたときに、猫を抱えながら避難するのは難しいでしょう。一方で、ケージの中であれば脱走を防げるため、愛猫と一緒に避難できます。
3. 周りの人に囲まれても自分のスペースを確保できる
周りの人に囲まれるような環境であっても、猫が自分のスペースを確保できるという点でケージは役に立ちます。
地震が起き、避難所など人が多い場所に移動するケースもあることでしょう。その際に人が密集しているような場所では、猫を放し飼いにできません。猫にとっても慣れない環境で、多くの視線が集まるとストレスもたまることでしょう。
しかし、ケージがあれば多くの人に囲まれても、猫が自分のスペースを確保できます。猫は、自分のテリトリーを確保したがる動物であるため、ケージの中であれば誰も入ってこないため安心できるはずです。
4. 行動が制限されるため脱走を防げる
ケージの中であれば、行動を制限できるため脱走対策になるのもメリットです。
地震の前後は、猫が外に出たがるような行動をとる場合もあります。仮に一度脱走してしまうと、地震への恐怖から外に出た猫が帰ってこないことも考えられます。
猫がパニックに陥って脱走してしまわないように、地震が起きてからすぐのタイミングではケージの中で過ごしてもらうのも、猫を守る方法の1つです。
5. 猫同士のケンカを防げる
ケージの中へ入れてあげることで、猫同士のケンカを防げます。
避難先などでは普段の環境に慣れていないことで、猫はストレスがたまりやすくなります。周辺にいる猫同士で、ケンカをしてしまうこともあるでしょう。
ケージの中であれば距離感を保てるため、仲の悪い猫同士のケンカを避けられます。
地震対策を踏まえた猫ケージの選び方
執行ねこ員:地震が起きた場合のことを考えると、ケージ選びも重要だよね。ケージによって特徴は違うだろうし、地震が起きた場合に向いていないものもあるだろうし。
白井君:おっしゃるとおりです!ここでは、地震対策を踏まえた猫ケージの選び方について解説しますね!
地震対策を踏まえた猫ケージの選び方としては、以下の3つがポイントです。
- 頑丈かどうか
- 移動がしやすいか
- 高さがあるか
一般的には、木製のケージであれば物が倒れた場合の衝撃にも耐えられる可能性が高いです。プラスチック製の場合、地震が起きた際に棚や物の重量によっては、ケージがへこみ崩れてしまう場合もあります。
また、ケージは移動しやすい設計になっていると便利です。避難時はもちろんのこと、室内であっても物が散乱した場合は、一時的にケージを移動させるケースが考えられます。その際に、キャスター付きのケージであれば、周囲に物が少なく安全な場所へと移動させるのにも便利です。
もちろん、ケージは地震のときだけでなく普段使いを想定して購入する方もいることでしょう。ケージを購入する際は、なるべく高さがあるものを選びましょう。猫は上下に移動したがる動物であるため、ケージ自体に高さがなければ、自由に体を動かせずストレスがたまりやすくなります。
また、余震を踏まえてケージの中に入れる時間が長くなるようであれば、ケージ内の過ごしやすさも重要です。一般的には3段ケージであれば、猫が上下に移動するスペースが確保できます。
普段使いはもちろん地震が起きたときでも役に立つienekoのケージ
執行ねこ員:地震対策を意識した場合に、ケージを選ぶポイントは理解できたけど、実際にはいろいろな種類があってどれが良いのかわからない人もいそうだね。地震対策とはいっても、ケージは場所をとるから部屋の雰囲気が変わるだろうし…。
白井君:たしかに地震対策だけでなく普段使いもするのであれば、機能性やデザイン性も気にしたいところですよね。
執行ねこ員:白井君の会社って、猫に関するアイテムを販売しているんでしょ?おすすめのケージはないの?イイ感じのやつ!
白井君:もちろんありますよ!
少し強引な流れではありますが、、猫をケージ飼いするならienekoのデザイナーズケージがおすすめです。
ienekoでは、利用者の方から「まるでインテリアみたい!」などの声をいただけるような、機能性だけでなく見た目にもこだわったケージを販売しています。
執行ねこ員:まるで…インテリアみたい!
ケージにはキャスターがついているので、物が少ない場所へ移動させるのにも便利です。
ienekoが販売しているケージは、一般的なサイズのケージより大きく設計されているのが特徴です。また、広さがあるため、ケージの中だけでもストレスを抱えずに過ごせます。
ストレスを軽減できる「猫ステップ」がついており、「ハンモック」を置けるスペースも確保できるため、ケージの中でも自由に遊べます。
執行ねこ員:広々していて快適!
ieneko独自機能である高さ15cmの猫砂ブロックにより、猫砂の飛び散りを防げます。また、付属のお掃除トレーを引き出すだけでお手入れが簡単に行えるなど、日々のお掃除が手軽に行えます。
執行ねこ員:へぇ~。すごいじゃん。
また、天然ブナの木製フレームが使われており、インテリアとしてお部屋にもなじみやすいデザインです。
ダサいと感じてしまうようなデザインだと、放し飼いにしたあとはすぐにケージを片付けたくなることでしょう。ienekoのケージはそのまま置いたままでも、インテリアとしてお部屋に残しておきたくなるようなデザインです。
ケージは、2段と3段から選択できます。お部屋のレイアウトやケージを置くスペース、愛猫の特徴に合わせて選べます。
執行ねこ員:機能性だけでなく、デザイン性にも優れているんだね!
>>ienekoの天然木製 デザイナーズ猫ケージはこちらから
>>ienekoの猫ケージがおすすめできる5つの理由!他社製品と比較した際のデメリットも正直に解説
愛猫が怖がらないように地震へのあらゆる備えが大事
猫は地震を予知できると言われており、飼い主さんの間では大きな揺れが起きる前に、異常と言える行動を確認できたという声もあります。しかし、猫が地震による揺れを察知できるかどうかは、明確には公表されていません。猫によっては地震が起きても寝ているなど、揺れをまったく気にしないケースもあります。
人間と同じで猫が地震を経験することにより、その後の小さな揺れを怖がったり、トラウマを抱えてしまう場合があります。猫が地震でパニックに陥ってしまった場合は、まず飼い主さんが一度落ち着いたうえで、優しく接することが大切です。それから、猫に声をかけてあげたり、だっこしたりするなどして寄り添ってあげましょう。
地震が起きた場合、猫の安全を守るという点でケージは重宝します。選ぶ際は耐久性を確認するだけでなく、キャスターがついているなどケージの移動がしやすいかどうかもポイントです。
普段使いと地震対策を見据えて、新たにケージの購入を検討している場合は、ienekoのケージがおすすめです。天然ブナの木製フレームが使われているため耐久性はもちろん、インテリアとしての美しさを兼ね備えています。一般的なものよりサイズが大きくつくられているため、地震などによってケージで過ごす時間が長くなっても、愛猫が快適に過ごせるはずですよ。
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