猫がキャットタワーに登らないのはなぜ?考えられる5つの理由と対策

せっかくキャットタワーを飼って部屋に置いたものの、猫ちゃんが登ってくれず悲しい思いをしていないでしょうか。以前はキャットタワーに登っていたものの、最近になって登らなくなり、何か病気を抱えているのではと不安になっている方もいるかもしれません。

猫ちゃんがキャットタワーに登らない場合、何かしらの理由があるはずです。キャットタワーは猫ちゃんの運動不足解消にもつながるため、居心地がいいと思えるような工夫をしてあげましょう。

この記事では、猫ちゃんがキャットタワーに登らない理由と対策について解説します。最後までお読みいただくことで、猫ちゃんがキャットタワーに登らない場合、飼い主さんの立場ではどのようにしたらいいのかが理解できるはずですよ。
目次

猫がキャットタワーに登らない5つの理由
猫はキャットタワーの居心地が悪ければ使わない
猫がキャットタワーを登らない場合にできる5つの対策
キャットタワーを好まない猫もいる
キャットタワーに登らなくなったら病気やケガを疑う
ienekoは猫と暮らす選択肢を増やすためのブランド
キャットタワーは居心地がいいと思えるようにするのがポイント

※登場キャラクター
・白井君
株式会社ienekoの代表取締役で「猫と暮らすあなたのワガママを叶える」をコンセプトにしており、ケージやキャットハウスなどを販売。コラムでは、これから猫をお迎えする方や、すでに猫を飼っている飼い主さん向けに、ためになる情報の発信を心がけている。執行ねこ員の飼い主。


・執行ねこ員
白井君に飼われている猫。わからないことがあったら白井君に質問して、すぐに答えさせる。性格はワガママ。

猫がキャットタワーに登らない5つの理由


執行ねこ員:キャットタワーには登りたくありません!

白井君:ど、どうされました…?

執行ねこ員:登りたくない。以上。

白井君:(急にどうしたのだろう…?)

猫ちゃんがキャットタワーに登らない理由は、大きく5つ考えられます。
  1. 高さが合っていない
  2. 足場が安定していない
  3. 初めて見るものに対して警戒している
  4. 置き場所に問題がある
  5. 素材が気に入らない

猫ちゃんがキャットタワーに登ってくれないと悩んでいる方は、心当たりがないかチェックしてみてください。

1. 高さが合っていない

キャットタワーの高さが猫ちゃんに合っていないため、登らないことが考えられます。

たとえば、成長して運動量が多い猫ちゃんにとって小さなキャットタワーでは物足りなく感じてしまうことでしょう。反対に、足腰が弱ってきた猫ちゃんにとって、高さがあるキャットタワーを登るのは大きな負担です。

猫ちゃんの成長過程において、徐々に高さが合わなくなり登らなくなってしまったというケースが考えられます。

2. 足場が安定していない

キャットタワーの足場が安定しておらず、不安に感じて登らないケースです。

猫ちゃんがキャットタワーへ乗った際にぐらついたり、足場が狭かったりすると、登るのに不安を感じて当然です。長年キャットタワーを利用しているとネジのゆるみなどが原因で、知らないうちに足場が不安定になっていることもあります。

執行ねこ員:キャットタワーが崩れると、落下してケガをするからね。

白井君:飼い主さんは注意が必要です!

3. 初めて見るものに対して警戒している

初めて見るキャットタワーに警戒心を示し、登らないこともあります。

新しくお迎えする際、猫ちゃんにとっては環境が変わります。これまでの生活でキャットタワーを目にしたことがない猫ちゃんの場合、初めて見る姿に警戒して登らないこともあるのです。

4. 置き場所に問題がある

キャットタワーの置き場所に問題があり、登らないケースです。

猫ちゃんは高いところが好きだと言われていますが、それは部屋の中を見渡せたり、窓の外の遠くを眺められたりすることが理由としてあげられます。しかし、キャットタワーを置いた場所が壁の近くで、遠くを見渡せない場所であれば登ってもつまらないと感じてしまうことがあります。

執行ねこ員:登っても壁しか見えなかったらつまらないよ。

白井君:それはそうですね…。

5. 素材が気に入らない

キャットタワーの素材も、猫ちゃんが登らない理由の1つです。

キャットタワーは、一般的に布製と木製のものがあります。猫ちゃんにも好みがあるため、キャットタワーが自分の好きな素材ではない場合、興味を持たないため登りません。

また、布や柔らかい毛などで作られている場合、夏場の暑い時期は登らないこともあります。

猫はキャットタワーの居心地が悪ければ使わない


猫ちゃんがキャットタワーを登らないのであれば、居心地が悪い、もしくは悪そうだと考えている場合があります。猫ちゃんに限らず人間も同じで、居心地の悪い場所にいたいと思わないはずです。

猫ちゃんがキャットタワーを登らないのであれば、何かしらの理由があると考えられます。猫ちゃんの様子を見ながら1つずつ原因を特定していき、キャットタワーは居心地がいい場所だと感じてもらえるようにしなければなりません

白井君:執行ねこ員がキャットタワーに登りたがらない理由は何だったのですか?

執行ねこ員:登っている間に、白井君におやつを隠されそうだから。

猫がキャットタワーを登らない場合にできる5つの対策


猫ちゃんがキャットタワーに登らない場合、理由に合わせて5つの対策が考えられます。
  1. 高さを合わせる
  2. 猫が好むアイテムを置く
  3. 様子を見守る
  4. 置き場所を変える
  5. 猫が好む素材を選ぶ

1つずつ、見ていきましょう。

1. 高さを合わせる

猫ちゃんの様子を見ながら、キャットタワーの高さを合わせてあげましょう。高さを合わせるには、大きく2つの方法があります。
  1. 足場の高さを調節する
  2. 高さが合うキャットタワーを購入する

子猫や老猫の場合、足場が高すぎると登れません。猫ちゃんの様子を見て足場が高いと感じる場合は、台を付け足すなどして高さを調整してあげましょう。

猫ちゃんが成長して、すでにあるキャットタワーでは高さが足りないと感じることもあるはずです。その場合は、同じキャットタワーを使い続けるのではなく、高さのある新しいものを購入しましょう。

2. 猫が好むアイテムを置く

猫ちゃんが好むアイテムをキャットタワーに置き、誘導するのも1つの方法です。

猫ちゃんは、登る必要性がないと感じた場合はキャットタワーを使ってくれません。そこで、猫ちゃんが好むおもちゃなどをキャットタワーに置いて誘導します。猫ちゃんにとって登れる高さであれば、おもちゃを取りにキャットタワーへ登る場合があります。

執行ねこ員:簡単にはつられないよ。

白井君:キャットタワーの一番上に新しいおもちゃを置いておきました。

執行ねこ員:待ってな!すぐ行く!

白井君:つられすぎでは…。

3. 様子を見守る

はじめのうちはキャットタワーに興味を示さなくても、すぐに片付けずしばらく猫ちゃんの様子を見守ってあげましょう。猫ちゃんによっては興味があるものの、警戒している可能性があるからです。

しばらく部屋に置いておくことで、キャットタワーに自分の匂いが移り安心して登り始めることもありますよ

4. 置き場所を変える

キャットタワーの置き場所を変えることで、登ってくれるようになることもあります。

猫ちゃんは、遠くを見渡せるような場所が好きです。窓の近くに置くことで、家の外が見渡せるようになり、キャットタワーを登るようになる場合があります。

また、高さのある棚の近くに置くなど猫ちゃんが室内を歩き回る際の通り道に置いてあげることで、キャットタワーを経由して移動することもありますよ。

執行ねこ員:食器棚の中に入りたいので、近くにキャットタワーを置いてください。

白井君:ダメです!

5. 猫が好む素材を選ぶ

猫ちゃんが好む素材のキャットタワーを選ぶことで、登るケースもあります。

猫ちゃんによっては木の材質を好む子もいれば、柔らかい布が好きだという子もいるはずです。普段使用しているベッドやおもちゃと似た素材のキャットタワーを用意してあげることで、使い心地の良さを感じて登るようになりますよ。

キャットタワーを好まない猫もいる


執行ねこ員:とはいえ、すべての猫がキャットタワーを好きなわけではないけどね。

白井君:おっしゃるとおりです。

なかには、キャットタワーを好まない猫ちゃんもいます。ねこのきもちWEB MAGAZINEの「キャットタワーに関するアンケート」では、「愛猫はキャットタワーが好きですか?」という質問に対して、92%の方が「はい」と回答しています。大半の猫ちゃんがキャットタワーを好むといえるものの、なかにはキャットタワーを好まない猫ちゃんもいるのです。

参照元:大多数の猫はキャットタワーが好き? 調査結果を獣医師の解説つきでご紹介!(ねこのきもちWEB MAGAZINE)

猫ちゃんによって好みは違いますし、好き嫌いがあるのは人間も同じです。猫ちゃんがキャットタワーを登らない場合、まずは何かしら理由があると考えて原因を特定しましょう。1つずつ考えられる理由をつぶしていき、猫ちゃんにとってキャットタワーが快適な空間になるよういろいろと試してください

それでも、猫ちゃんがキャットタワーを利用しないことがあるかもしれません。その場合は、キャットタワー自体が嫌いか、興味がないと考えられます。無理して使ってもらおうとせず、猫ちゃんの意思を尊重してあげましょう。

執行ねこ員:押しつけはよくないよ、白井君。

白井君:私限定ですか!?

キャットタワーに登らなくなったら病気やケガを疑う


なかには、今までキャットタワーに登っていたにもかかわらず、突然登らなくなるケースもあります。その場合は、飽きてしまっただけでなく、猫ちゃんが病気やケガを抱えてしまった可能性も考えられます

猫ちゃんは人の言葉を話せないため、飼い主さんに自分の状況を正しく伝えられません。とくに病気の場合は、見た目ではわからないこともあります。心配な場合は、動物病院を受診しましょう。

執行ねこ員:言葉が伝わるといいんだけどね。

白井君:猫好きにとっては長年の夢ですね!

ienekoは猫と暮らす選択肢を増やすためのブランド


執行ねこ員:そういえば、白井君のienekoという会社は猫に関するサービスを展開しているんだよね。

白井君:おっしゃるとおりです!

執行ねこ員:ienekoってどんな会社なの?

白井君:ありがとうございます!ここでienekoの紹介をさせてください!

ienekoは猫と暮らす選択肢を増やしたいあなたのためのワガママコーディネーターであり、猫ちゃんと暮らす人々の選択肢が豊かになるようなプロダクトを開発しています。

執行ねこ員:ふむふむ。具体的には?

たとえば、ienekoで販売されているケージはサイズや素材にこだわっており、猫ちゃんにとって過ごしやすいだけではありません。スライドドアや猫砂ブロック、お掃除トレイなど機能性にも優れています。

天然ブナ素材を使用した自然の気の質感は、デザイン性が高くインテリアになじみやすいことから、飼い主さん目線でも魅力を感じてもらえるようなつくりになっています。

執行ねこ員:なるほど。なるほど。

また、ienekoケージは一般の方だけでなく、坂上忍さんのような保護猫活動を積極的に行っている方にもご利用いただいています

執行ねこ員:保護猫活動に積極的な方に利用していただいているのは嬉しいね!

ienekoでは猫に関するさまざまな情報を公式サイト内のコラムや、InstagramなどのSNSで発信しています。

Instagramでは実際の商品画像や、ienekoならではの企画なども行っていますのでぜひフォローしてくださいね!
執行ねこ員:フォローはこちらから!

>>ieneko(イエネコ/いえねこ)|猫インテリア&韓国セレクトアイテム(Instagramアカウント)

キャットタワーは居心地がいいと思えるようにするのがポイント


猫ちゃんがキャットタワーに登らない場合は、いくつかの理由が考えられます。仮に高さが合っていなければ足場を調整したり、猫ちゃんに合わせたキャットタワーに買い替えたりすることで、登ってくれるようになるはずです。

一方で、キャットタワーを警戒していたり、好まなかったりする猫ちゃんもいます。キャットタワーを置いても登らないからとすぐに片付けるのではなく、しばらく様子を見守ってあげることも必要です。

猫ちゃんにとってキャットタワーは居心地がいいと感じてもらえるよう、素材や場所を変えるなど、できることがあれば対応してあげましょう。