猫ちゃんへの愛情とご家族への誠実さが溢れるブリーダーとしての対応【宍戸政俊さんインタビュー】
猫ちゃんをお迎えする方法の1つとしてあるのが、ブリーダーさんからの譲渡です。自分が飼いたい猫ちゃんの種類を選べるだけでなく、しつけが行き届いているイメージを持つ方もいることでしょう。一方で、なかには悪徳ブリーダーと呼ばれる方がいると聞き、お迎えするのに不安を感じている方もいるはずです。
当然ながら、ブリーダーさんは悪い方ばかりではありません。猫ちゃんのお世話に情熱を注いでおり、心から幸せになってほしいと願いながらお仕事に向き合っている方が大半です。
今回は、10年近くブリーダーのお仕事をされている宍戸 政俊さん(以下、宍戸さん)にお話を伺いました。宍戸さんは「みんなの子猫ブリーダー」というサイトで、「2024年上半期 全国 ロシアンブルーブリーダー お客様評価1位」などを受賞されています。また、2022年には同サイト内で、複数のブリーダーアワードを受賞されました。
最後までお読みいただくことで、宍戸さんの猫ちゃんに対する想いや、お客様から多くの高評価を得られている理由が伝わるはずですよ。
目次
◆自分のやり方で好きを仕事にするためブリーダーの道へ
◆お世話だけではないブリーダーの仕事
◆ご家族からいただく感謝の言葉が励み
◆「トイレを外してくれてありがとう」
◆「猫ちゃんはいつか必ず亡くなります」
◆猫用品は使いやすさと管理のしやすさが大事
◆傷さえも味や思い出に変えてくれるようなienekoの猫ケージ
◆宍戸さんから猫ちゃんをお迎えされた方限定の専用クーポン
※登場キャラクター
・白井君
株式会社ienekoの代表取締役で「猫と暮らすあなたのワガママを叶える」をコンセプトにしており、ケージやキャットハウスなどを販売。コラムでは、これから猫をお迎えする方や、すでに猫を飼っている飼い主さん向けに、ためになる情報の発信を心がけている。執行ねこ員の飼い主。
・執行ねこ員
白井君に飼われている猫。わからないことがあったら白井君に質問して、すぐに答えさせる。性格はワガママ。

――今回は、ブリーダーの宍戸さんにお話をお伺いします。よろしくお願いいたします!
宍戸さん:よろしくお願いいたします!
――宍戸さんはもともと猫ちゃんがお好きだったのでしょうか?
宍戸さん:はい!もちろん猫ちゃんが好きで、一緒に暮らしておりました。
もともと私自身、一人が好きという性格もあり、仕事以外の時間は自宅で過ごすことが多かったですね。そのなかで猫ちゃんと過ごすことは生活の一部となっており、精神的にも多くの部分を占めていました。
――最初に猫ちゃんを飼われたのはいつ頃でしたか?
宍戸さん:私が中学生の頃です。近くの雑木林で捨てられていた猫ちゃんを拾いました。ただ、当時は私が飼っていたというよりかは、家族が面倒をみていましたね。
私が主に世話をするという意味では、20代の頃に飼った猫ちゃんが最初です。
――ブリーダーになられた理由やきっかけを教えてください。
猫ちゃんが好きで、何か1つ自分のやり方で好きを仕事にできたらと思い、ブリーダーになりました。
白井君:素敵ですね!
執行ねこ員:なかなか、簡単にできることではないからね〜。
――自分のやり方で好きなことを仕事にするという点で、ブリーダー以外の選択肢は考えなかったのでしょうか?
宍戸さん:もちろん他の選択肢も考えました。実際に、以前はペットショップで働いていたこともあります。
しかし、当時を思い返すと、自分の価値観が合わないように感じていました。会社としてもさまざまなルールがあるなかで、私自身なかなか適応できなかった部分もあります。
ブリーダーの方が、自分のやり方で取り組めるという点でやりやすさもあり、向いているように感じていますね。
――ブリーダーの仕事内容について教えてください。
宍戸さん:基本的には猫ちゃんのお世話ですが、他にも見学される方の対応や手続き、お迎え後のアフターフォローなどもしています。また、見識を広げるための自己研鑽などにも時間を使っていますね。
猫ちゃんのお世話はもちろんですが、私一人で対応できることは限られています。さまざまな動物病院さんとのつながりを持ち、躊躇なくセカンドオピニオン・サードオピニオンと診ていただくなどして、そこから得られる自身の見識を広げるようにしています。
猫ちゃんが病気にならないなんてことはありませんので、初期段階でどのように判断して対処するかが重要です。重大な疾患を抱えていて、2〜3週間様子を見てしまうと取り返しのつかないことになる場合もあります。手遅れとならないように動物病院さんからご意見を伺ったうえで、見識を広げています。
執行ねこ員:白井君も一緒に学ばせてもらったら?
白井君:ぜひ、ご一緒させていただきたいです…。
――ブリーダーの仕事で大変だと感じることを教えてください。
宍戸さん:私が個人的に大変だと感じるのは、猫ちゃんの出産です。出産のときに立ち合えるかどうかは、猫ちゃんの面倒をみるうえで非常に大きいです。
極力立ち会うようにして羊膜やへその緒を取ったり、胎盤と切り離したりといった対応をしていますのでそこは大変ですね。ケージにカメラをつけるなどして、出産のタイミングを見極めたり、見張ったりしています。
――反対にブリーダーの仕事をしていて嬉しいとき、またはやりがいを感じるのはどのようなときですか?
宍戸さん:まず、嬉しいところで言うと、ブリードを引退した猫ちゃんがご家族に愛されている様子を見られたときですね。ブリードで頑張ってくれた猫ちゃんに対して、ブリーダーが一生面倒を見るべきだと考える方もなかにはいるかもしれません。しかし、個人的には単頭飼育で余生を大切にしてくださる方に、猫ちゃんをお迎えいただいた方が幸せなのではという気持ちがあります。
私は立場上、出産も非常に大変だった様子を間近で見ています。新しいご家族様に猫ちゃんをお引き渡しして、後日お家でのびのびしている写真を見ると「お疲れさま」「ありがとう」という気持ちが強くなりますね。
執行ねこ員:素敵だなぁ(泣)。白井君とは大違…(ゲフン)
白井君:なにか言いましたかね…。
――ブリーダーのお仕事をされてきて、辞めたいと思うことはありましたか?
宍戸さん:2025年で10年目になりますが、何回もありました。猫ちゃんによっては、原因がはっきりとわからない病気にかかることも少なくありません。なかには、お迎えされたご家族様にとてもかわいがっていただいたものの、猫ちゃんが病気にかかり手を尽くしたけど亡くなってしまったという報告が届くこともあります。その際は悲しい気持ちになりますし、申し訳ないなと感じます。
また、病気になってしまった猫ちゃんを動物病院さんに診てもらった際に、入院費用が1日で7万もかかるときがありましたね。当時の私は、収入自体も決して多くなかったので非常に大変でした。
――それでも、ブリーダーのお仕事を続けられているのはなぜでしょうか?
宍戸さん:もちろん、猫ちゃんが好きだというのが理由の1つです。あとは、ご家族様から感謝の言葉をいただけることが励みになっています。これはもう間違いありませんね。

――猫ちゃんへの接し方で意識されていることを教えてください。
宍戸さん:猫ちゃんと触れ合うことが大切だと考えていますので、そこはとくに意識しています。
あとは、猫ちゃんに「ありがとう」という言葉を投げかけるようにしています。「健康に生まれてきてくれてありがとう」「ご飯を食べてくれてありがとう」のような、ポジティブな内容だけではありません。例えば「トイレを外してくれてありがとう」とか、「シャーって言ってくれてありがとう」なども言いますね(笑)
――それは、怒りの矛先が猫ちゃんへ向かないようにするためでしょうか?
宍戸さん:そうですね。猫ちゃんと接するうえで、ネガティブな感情が浮かばないようにというのが理由の1つです。猫ちゃんのお世話をするうえで、私自身の気持ちをコントロールするために取り入れています。
――そのような対応をするようになったきっかけなどはあるのでしょうか?
宍戸さん:お世話をしていると、猫ちゃんが亡くなってしまうこともゼロではありません。鬱とは違うと思いますが、私の気持ち的には浮き沈みがあります。
毎日体重を測るなかで増えていれば私の気分も上がり、減って入れば「何でだろう」と悩むことで気分が下がることもありました。メンタル的にぶれてしまうこともあるのですが「ありがとう」などと、ポジティブな言葉を投げかけると気分的に違います。猫ちゃんに通じているかはわかりませんが、自分の耳にも入る言葉ですので!
執行ねこ員:白井君もそうしなよ。
白井君:執行ねこ員!いつもありがとうございます!
執行ねこ員:うるさいなぁ。
白井君:えっ…。

――ご家族様への案内、引き渡しの際に意識していることを教えてください。
宍戸さん:ご家族様が見学へ来られた際に意識しているのは「黒子に徹する」ことです。お迎えを検討される際は、新生活での猫ちゃんとの暮らしをイメージしていただくことが重要だと考えています。あとは、私からいろいろと話してしまうと、押しつけになるのではと感じているので気をつけていますね。
私としては、健康でかわいい猫ちゃんをご家族様にお引き渡しするのが仕事だと考えています。お引き渡し後、新しいご家庭での生活において私はおりません。ですので、見学に来られたらご家庭の環境をイメージしやすいように、私は少し離れたところで様子を見ています。見学時の主役はご家族様と猫ちゃんであり、私は異物でしかありませんので。
もちろん疑問点があれば、迅速かつ丁寧にお答えいたします。お望みであれば、どうぶつの森に登場するタヌキチのように、ピッタリとした対応も可能ですよ(笑)
執行ねこ員:白井君もienekoの記事内でもう少し黒子に徹したら?
白井君:私って目立ちすぎでしょうか…?
――猫ちゃんを引き渡す際に「幸せに暮らすための説明書」というものをお渡ししていると伺いました。
宍戸さん:こちらは私の独断や偏見もあるかもしれませんが、正しいと感じていることをお伝えしております。
――具体的にはどのような内容をお伝えしているのでしょうか?
宍戸さん:お迎え前に水を差すような文言かもしれませんが、ご家族様には「猫ちゃんはいつか必ず亡くなります」と伝えています。
執行ねこ員:これは興味深いねぇ。
白井君:意図をお伺いしたいです!
宍戸さん:お家で暮らしていく際に、猫ちゃんは大なり小なりいずれかの病気も経験するかと思います。猫ちゃんと長い間一緒に暮らしていると、精神的に依存してしまうことがあるんですよね。しかし、過度に依存し続けると、猫ちゃんが亡くなったときにご家族のメンタルが不安定になってしまいます。ですので、心の持ち方という点で、お伝えできることを書いております。
執行ねこ員:たしかに、いつか来る別れのことも頭に入れておく必要があるよね。
白井君:猫ちゃんとの生活において大事なことだと思います!

――採用している猫商品でこだわっていることを教えてください。
宍戸さん:ブリーダーの立場で考慮する際のお話ですが、使いやすさや管理のしやすさについてこだわって選んでいます。猫ちゃんは仮に1頭のみの飼育でも、何十年と一緒に暮らしていきますので、使いやすさや管理のしやすさはとくに意識していますね。
――猫ケージを選ぶ際に重視していることはありますか?
宍戸さん:大は小を兼ねるという言葉の通り、猫ケージにおいては大きさが重要です。
よく「スリムケージ」という、部屋に圧迫感を与えないようスリムにつくられているケージがあります。もちろん、場所をとらないというメリットもあるのですが、トイレの出し入れや掃除がし辛いことも多いです。あとでケージを買い替えるとなった際に解体するのも大変ですし、捨てるのも苦労しますからね。
――ienekoのケージに関してはいかがでしょうか?
白井君:正直、何て言われるのか少し怖いです…。
執行ねこ員:だらしないなぁ。自信持ちなよ。
宍戸さん:結論からお伝えすると、お家で猫ちゃんを飼う際はienekoのケージをおすすめします。
私自身、貧乏性なのか安物買いの銭失いをしてしまうことが多々ありました。今まで何十個というケージを購入しても、掃除がしにくく棚板の耐久性に不安を感じるなど、納得いかずに買い替えています。しかし、ienekoのケージを購入してからは、ほかの製品に目移りすることはありませんね。
白井君:そのように言っていただけて嬉しいです!
執行ねこ員:やれやれ。

――具体的には、どのようなところを評価していただいているのか教えてください!
宍戸さん:まずは、ケージの大きさですね。フルカバータイプのシステムトイレも楽々入るサイズなのは非常に良いと感じます。子猫から成猫まで、のびのびできる広さは魅力的です。手のひらサイズだった子猫も、将来的には縦にも横にも大きな猫ちゃんに成長するかもしれませんからね。
また、ienekoのケージは掃除のしやすさも魅力です。猫ちゃんによっては、細かい砂でしか用を足してくれない子もいるかと思います。細かい砂は飛び散りやすく、少し放っておくとケージの周りが砂場になってしまうこともあるでしょう。
一方で、Ienekoのケージは1段目に衝立があるため、砂の飛び散りを軽減する効果が期待できます。ケージ内に溜まった猫砂も、トレーを取り出して丸洗いできるので便利ですよね。
一般的なケージの棚板は「MDF」という木くずを接着剤にて固めた素材のものが多いです。新品のときは良いのですが、湿気や水に弱くこぼしてしまったときは水を含んで浮いてきてしまうんですよね。仮にお留守番時に水をこぼしてしまうと、たった一回でも劣化が進みます。その点で、ienekoの棚板はしっかりした木製ですので耐久性も十分です。
執行ねこ員:もしかして、白井君より詳しいのでは?
白井君:ノーコメントでお願いします。
――機能性についてはienekoの方でも意識している点なので、そのように言っていただけて嬉しいです!
宍戸さん:あとは、優れたデザイン性も魅力なのではないでしょうか。ブリーダーと違ってご家族様の場合は、インテリアのこだわりも譲れない点かと思います。無垢材のフレームでつくられたケージは、大きさを感じさせないほどインテリアと調和し安心感も与えてくれるはずです。温かみのある無垢材は、傷さえも味や思い出に変えてくれる……そのような魅力を感じます。
拡張性も高く、スリムステップを取り付ければキャットタワーの代わりになります。そのため、別途キャットタワーを用意しなくて良いので、むしろ部屋全体での圧迫感が少ないのではないでしょうか。
どの業界でも一流品というものがあり、いわゆる「ホンモノ」と呼ばれるものがあります。私個人の意見ではありますが、ienekoさんの製品は猫ケージ界において「ホンモノ」だと、確信をもっておすすめできますね。
執行ねこ員:ienekoのケージはホンモノ!
白井君:ホンモノ!
執行ねこ員:白井君はニセモノ!
白井君:ニセ…???

宍戸さんが猫ちゃんを譲渡した方のコメントでは「親切」「丁寧」「誠実」といったワードを多数確認できます。インタビューをさせていただいた際も、猫ちゃんだけでなくお問い合わせをされたご家族様に対して、真摯に対応されていることが想像できるような受け答えをしてくださいました。
猫ちゃんに多大な愛情を注ぎこまれている宍戸さんから、ienekoのケージをおすすめいただき非常に嬉しく思います。そこで、ienekoからもささやかな御礼として、宍戸さんから猫ちゃんをお迎えされたご家族様限定で、専用のクーポンを発行させていただくことになりました!
とくに初めて猫ちゃんをお迎えされる方の場合、どのようなアイテムを揃えておく必要があるのか心配な方もいることでしょう。猫ちゃんとの生活において、ケージは必須のアイテムと言えます。
ケージの他にも、ienekoでは猫ちゃんとの生活を楽しむうえで必須となるおしゃれなアイテムを揃えています。ienekoのアイテムはデザイン性にもこだわっているので、あなたの猫ライフをワンランクアップさせてくれるはずですよ。
今回お話を伺った、宍戸さんがお世話されている猫ちゃんをお迎えしたい方は、以下のページからお問い合わせください!
>>宍戸政俊さんの公式ホームページはこちら(アプリコットキティ)
>>宍戸政俊さんのブリーダーページはこちら(みんなの子猫ブリーダー)
当然ながら、ブリーダーさんは悪い方ばかりではありません。猫ちゃんのお世話に情熱を注いでおり、心から幸せになってほしいと願いながらお仕事に向き合っている方が大半です。
今回は、10年近くブリーダーのお仕事をされている宍戸 政俊さん(以下、宍戸さん)にお話を伺いました。宍戸さんは「みんなの子猫ブリーダー」というサイトで、「2024年上半期 全国 ロシアンブルーブリーダー お客様評価1位」などを受賞されています。また、2022年には同サイト内で、複数のブリーダーアワードを受賞されました。
最後までお読みいただくことで、宍戸さんの猫ちゃんに対する想いや、お客様から多くの高評価を得られている理由が伝わるはずですよ。
目次
◆自分のやり方で好きを仕事にするためブリーダーの道へ
◆お世話だけではないブリーダーの仕事
◆ご家族からいただく感謝の言葉が励み
◆「トイレを外してくれてありがとう」
◆「猫ちゃんはいつか必ず亡くなります」
◆猫用品は使いやすさと管理のしやすさが大事
◆傷さえも味や思い出に変えてくれるようなienekoの猫ケージ
◆宍戸さんから猫ちゃんをお迎えされた方限定の専用クーポン
※登場キャラクター
・白井君

・執行ねこ員

自分のやり方で好きを仕事にするためブリーダーの道へ
――今回は、ブリーダーの宍戸さんにお話をお伺いします。よろしくお願いいたします!

――宍戸さんはもともと猫ちゃんがお好きだったのでしょうか?

もともと私自身、一人が好きという性格もあり、仕事以外の時間は自宅で過ごすことが多かったですね。そのなかで猫ちゃんと過ごすことは生活の一部となっており、精神的にも多くの部分を占めていました。
――最初に猫ちゃんを飼われたのはいつ頃でしたか?

私が主に世話をするという意味では、20代の頃に飼った猫ちゃんが最初です。
――ブリーダーになられた理由やきっかけを教えてください。
猫ちゃんが好きで、何か1つ自分のやり方で好きを仕事にできたらと思い、ブリーダーになりました。


――自分のやり方で好きなことを仕事にするという点で、ブリーダー以外の選択肢は考えなかったのでしょうか?

しかし、当時を思い返すと、自分の価値観が合わないように感じていました。会社としてもさまざまなルールがあるなかで、私自身なかなか適応できなかった部分もあります。
ブリーダーの方が、自分のやり方で取り組めるという点でやりやすさもあり、向いているように感じていますね。
お世話だけではないブリーダーの仕事
――ブリーダーの仕事内容について教えてください。

猫ちゃんのお世話はもちろんですが、私一人で対応できることは限られています。さまざまな動物病院さんとのつながりを持ち、躊躇なくセカンドオピニオン・サードオピニオンと診ていただくなどして、そこから得られる自身の見識を広げるようにしています。
猫ちゃんが病気にならないなんてことはありませんので、初期段階でどのように判断して対処するかが重要です。重大な疾患を抱えていて、2〜3週間様子を見てしまうと取り返しのつかないことになる場合もあります。手遅れとならないように動物病院さんからご意見を伺ったうえで、見識を広げています。


――ブリーダーの仕事で大変だと感じることを教えてください。

極力立ち会うようにして羊膜やへその緒を取ったり、胎盤と切り離したりといった対応をしていますのでそこは大変ですね。ケージにカメラをつけるなどして、出産のタイミングを見極めたり、見張ったりしています。
ご家族からいただく感謝の言葉が励み
――反対にブリーダーの仕事をしていて嬉しいとき、またはやりがいを感じるのはどのようなときですか?

私は立場上、出産も非常に大変だった様子を間近で見ています。新しいご家族様に猫ちゃんをお引き渡しして、後日お家でのびのびしている写真を見ると「お疲れさま」「ありがとう」という気持ちが強くなりますね。


――ブリーダーのお仕事をされてきて、辞めたいと思うことはありましたか?

また、病気になってしまった猫ちゃんを動物病院さんに診てもらった際に、入院費用が1日で7万もかかるときがありましたね。当時の私は、収入自体も決して多くなかったので非常に大変でした。
――それでも、ブリーダーのお仕事を続けられているのはなぜでしょうか?

「トイレを外してくれてありがとう」
――猫ちゃんへの接し方で意識されていることを教えてください。

あとは、猫ちゃんに「ありがとう」という言葉を投げかけるようにしています。「健康に生まれてきてくれてありがとう」「ご飯を食べてくれてありがとう」のような、ポジティブな内容だけではありません。例えば「トイレを外してくれてありがとう」とか、「シャーって言ってくれてありがとう」なども言いますね(笑)
――それは、怒りの矛先が猫ちゃんへ向かないようにするためでしょうか?

――そのような対応をするようになったきっかけなどはあるのでしょうか?

毎日体重を測るなかで増えていれば私の気分も上がり、減って入れば「何でだろう」と悩むことで気分が下がることもありました。メンタル的にぶれてしまうこともあるのですが「ありがとう」などと、ポジティブな言葉を投げかけると気分的に違います。猫ちゃんに通じているかはわかりませんが、自分の耳にも入る言葉ですので!




「猫ちゃんはいつか必ず亡くなります」
――ご家族様への案内、引き渡しの際に意識していることを教えてください。

私としては、健康でかわいい猫ちゃんをご家族様にお引き渡しするのが仕事だと考えています。お引き渡し後、新しいご家庭での生活において私はおりません。ですので、見学に来られたらご家庭の環境をイメージしやすいように、私は少し離れたところで様子を見ています。見学時の主役はご家族様と猫ちゃんであり、私は異物でしかありませんので。
もちろん疑問点があれば、迅速かつ丁寧にお答えいたします。お望みであれば、どうぶつの森に登場するタヌキチのように、ピッタリとした対応も可能ですよ(笑)


――猫ちゃんを引き渡す際に「幸せに暮らすための説明書」というものをお渡ししていると伺いました。

――具体的にはどのような内容をお伝えしているのでしょうか?






猫用品は使いやすさと管理のしやすさが大事
――採用している猫商品でこだわっていることを教えてください。

――猫ケージを選ぶ際に重視していることはありますか?

よく「スリムケージ」という、部屋に圧迫感を与えないようスリムにつくられているケージがあります。もちろん、場所をとらないというメリットもあるのですが、トイレの出し入れや掃除がし辛いことも多いです。あとでケージを買い替えるとなった際に解体するのも大変ですし、捨てるのも苦労しますからね。
――ienekoのケージに関してはいかがでしょうか?



私自身、貧乏性なのか安物買いの銭失いをしてしまうことが多々ありました。今まで何十個というケージを購入しても、掃除がしにくく棚板の耐久性に不安を感じるなど、納得いかずに買い替えています。しかし、ienekoのケージを購入してからは、ほかの製品に目移りすることはありませんね。


傷さえも味や思い出に変えてくれるようなienekoの猫ケージ
――具体的には、どのようなところを評価していただいているのか教えてください!

また、ienekoのケージは掃除のしやすさも魅力です。猫ちゃんによっては、細かい砂でしか用を足してくれない子もいるかと思います。細かい砂は飛び散りやすく、少し放っておくとケージの周りが砂場になってしまうこともあるでしょう。
一方で、Ienekoのケージは1段目に衝立があるため、砂の飛び散りを軽減する効果が期待できます。ケージ内に溜まった猫砂も、トレーを取り出して丸洗いできるので便利ですよね。
一般的なケージの棚板は「MDF」という木くずを接着剤にて固めた素材のものが多いです。新品のときは良いのですが、湿気や水に弱くこぼしてしまったときは水を含んで浮いてきてしまうんですよね。仮にお留守番時に水をこぼしてしまうと、たった一回でも劣化が進みます。その点で、ienekoの棚板はしっかりした木製ですので耐久性も十分です。


――機能性についてはienekoの方でも意識している点なので、そのように言っていただけて嬉しいです!

拡張性も高く、スリムステップを取り付ければキャットタワーの代わりになります。そのため、別途キャットタワーを用意しなくて良いので、むしろ部屋全体での圧迫感が少ないのではないでしょうか。
どの業界でも一流品というものがあり、いわゆる「ホンモノ」と呼ばれるものがあります。私個人の意見ではありますが、ienekoさんの製品は猫ケージ界において「ホンモノ」だと、確信をもっておすすめできますね。




宍戸さんから猫ちゃんをお迎えされた方限定の専用クーポン
宍戸さんが猫ちゃんを譲渡した方のコメントでは「親切」「丁寧」「誠実」といったワードを多数確認できます。インタビューをさせていただいた際も、猫ちゃんだけでなくお問い合わせをされたご家族様に対して、真摯に対応されていることが想像できるような受け答えをしてくださいました。
猫ちゃんに多大な愛情を注ぎこまれている宍戸さんから、ienekoのケージをおすすめいただき非常に嬉しく思います。そこで、ienekoからもささやかな御礼として、宍戸さんから猫ちゃんをお迎えされたご家族様限定で、専用のクーポンを発行させていただくことになりました!
とくに初めて猫ちゃんをお迎えされる方の場合、どのようなアイテムを揃えておく必要があるのか心配な方もいることでしょう。猫ちゃんとの生活において、ケージは必須のアイテムと言えます。
ケージの他にも、ienekoでは猫ちゃんとの生活を楽しむうえで必須となるおしゃれなアイテムを揃えています。ienekoのアイテムはデザイン性にもこだわっているので、あなたの猫ライフをワンランクアップさせてくれるはずですよ。
今回お話を伺った、宍戸さんがお世話されている猫ちゃんをお迎えしたい方は、以下のページからお問い合わせください!
>>宍戸政俊さんの公式ホームページはこちら(アプリコットキティ)
>>宍戸政俊さんのブリーダーページはこちら(みんなの子猫ブリーダー)