保護猫は一人暮らしでも条件を満たせばお迎えできる!里親になるまでの流れも解説
一人暮らし世帯だと、保護猫をお迎えできないのだろうかと気になっていないでしょうか。そもそも、なぜ保護猫を譲渡できない条件に「一人暮らし」があるのか、疑問に思う方もいるはずです。
結論からお伝えすると、一人暮らし世帯でも条件次第を満たせば、保護猫をお迎えできます。一方で、一人暮らしをしている方の場合、後見人が必要などの条件を設定している保護猫団体があるのも事実です。
この記事では、一人暮らしだと保護猫の譲渡条件が厳しい理由などについて解説します。最後までお読みいただくことで、一人暮らしの方が保護猫をお迎えして里親になるまでの流れも理解できるはずですよ。
目次
◆保護猫は一人暮らしでも条件次第でお迎えできる
◆一人暮らしの男性は保護猫の譲渡条件を満たせない場合がある
◆一人暮らし世帯に対して保護猫の譲渡条件が厳しい5つの理由
◆一人暮らしで保護猫の譲渡を断られたときはどうする?
◆一人暮らしの方が保護猫をお迎えするまでの流れ
◆保護猫団体も利用しているienekoのアイテム
◆一人暮らし世帯でも条件を満たせば保護猫の里親になれる
※登場キャラクター
・白井君
株式会社ienekoの代表取締役で「猫と暮らすあなたのワガママを叶える」をコンセプトにしており、ケージやキャットハウスなどを販売。コラムでは、これから猫をお迎えする方や、すでに猫を飼っている飼い主さん向けに、ためになる情報の発信を心がけている。執行ねこ員の飼い主。
・執行ねこ員
白井君に飼われている猫。わからないことがあったら白井君に質問して、すぐに答えさせる。性格はワガママ。
執行ねこ員:保護猫をお迎えするのに一人暮らしだと難しいという声をたまに聞くけど、実際はどうなの?
白井君:条件次第ではありますね…。
結論からお伝えすると、一人暮らし世帯でも保護猫をお迎えすることは可能です。
保護猫の場合、一人暮らしだと譲渡してもらえないという印象を持っている方も多いのではないでしょうか。以前は、一人暮らしだと問答無用で譲渡を行わない団体もありました。しかし、近年では一人暮らしの方でも、保護猫の譲渡を行っている団体が増えています。
執行ねこ員:最近は一人暮らし世帯が増えているって聞くしね。
白井君:保護猫団体の方でも、時代に合わせて条件を緩和させているようですね!
ただし、一人暮らしの場合は、譲渡にあたって何かしらの条件が設定されているケースもあります。
執行ねこ員:おやつは1日5回とか?
白井君:そのような条件は聞いたことがないです…。
一人暮らしの男性だと、保護猫の譲渡条件を満たせないことがあります。主な理由は、猫だけでお留守番させてしまう時間が長くなると想定されるからです。
一人暮らしの男性は、日中は仕事をしているケースが多いことでしょう。人によっては仕事終わりに、付き合いで飲み会などに参加することで、帰りが遅くなる方もいるはずです。猫ちゃんを一人にする時間が長くなることに対して、譲渡する側として不安を感じる保護猫団体や個人の方が多いようです。
執行ねこ員:一人暮らしでも、ずっと家にいる人ならいいの?
白井君:その場合は、収入面が懸念されそうです…。
執行ねこ員:たしかに。
白井君:1日中テレワークの方や、フリーランスでありながら収入が安定している方もいますが、この先も同じ業務形態でいられる保証はありませんからね…。
また、団体によっては過去の猫ちゃんに対する虐待の事例などを踏まえて、一人暮らし男性への譲渡を行っていない場合もあるようです。
執行ねこ員:気持ちはわかるけど、難しいところだね…。
白井君:難しいところですよね…。
執行ねこ員:同じこと繰り返さないでくれる?
白井君:す、すみません…。
一人暮らし世帯に対して、保護猫の譲渡条件が厳しい理由は大きく分けて5つあります。
一人暮らしで保護猫をお迎えしたい方からすると、条件が厳しいのではと感じる方もいるはずです。一方で、保護猫活動を行っている方の立場で考えると、さまざまな事情があるのです。
一人暮らしの場合、日中は仕事で外出している方も多いはずです。留守にしている時間が長いと、猫ちゃんに対して寂しい思いをさせてしまいます。とくに保護猫の場合は、一度捨てられてしまったケースも多いため、譲渡する側としてはなるべく猫ちゃんを一人にしないでほしいという気持ちもあるのです。
執行ねこ員:仕事中に、急に退社するのは難しいだろうからね。
白井君:帰りたくても、帰れないという方が大半でしょうし…。
また、事故や病気を抱えてしまった場合、猫ちゃんの面倒を見る方がいなくなるのも懸念される理由の1つです。親や兄弟など一緒に暮らしている人がいる世帯であれば、代わりに面倒を見てもらえることでしょう。一人暮らし世帯だと、急なトラブルへの対処が難しいことから、譲渡を行っていない団体もあります。
先々、恋人ができたり、結婚したりすることもあるでしょう。一方で、お相手が猫ちゃんを嫌っていたり猫アレルギーだったりするケースも考えられます。その場合、ライフステージの変化により、猫ちゃんを手放す決断にいたってしまうのではと懸念されることもあります。
執行ねこ員:譲渡する側が懸念する気持ちもわかるけどね。
白井君:万が一捨てられてしまうと、猫ちゃんに再度悲しい想いをさせてしまいますしね…。
一人暮らし世帯は、自分の収入を生活費に充てることになります。現在の収入に対して、猫ちゃんの飼育費用を負担できるかが懸念点です。毎月のフードやトイレはもちろんのこと、手術が必要な場合は治療費も高額となるため、負担が増えても問題ないか心配されます。
保護猫団体の方々は、なにかしらの理由で保護された猫ちゃんに対して、愛情を注いで接しています。もちろん、早めに里親となってくれる方を探すのも大事です。一方で、早く里親を探すこと以上に、猫ちゃんが次こそは捨てられることなく幸せに過ごしてほしいと考えています。
また、保護猫活動だけでなく自身の生活もあるため、隙間時間で活動している方もいます。限られた時間での対応が求められたり、過去にトラブルを経験したりしていると、譲渡条件が厳しくならざるを得ないケースもあるのです。
執行ねこ員:限られた時間で里親希望の方に対して、譲渡して問題ないか判断しなければならないからね。
白井君:なかなか難しい問題です…。
一人暮らし世帯だからと保護猫の譲渡を断れたものの、どうしてもお迎えしたいと考える方もなかにはいるはずです。
執行ねこ員:一人暮らしであっても、収入面や生活スタイル的には問題ないという方もいるはずだからね。その場合は、なんとかならないの?
白井君:難しいところではありますが、コミュニケーションをとっていくことで認めてもらえる場合もあります!
譲渡を断られた場合は、保護猫をお迎えできる人間であると積極的にアピールするのも1つの手段です。
白井君:私は保護猫をお迎えできる人間です!!
執行ねこ員:胡散臭いのでNGです。
白井君:ひ、ひどい…。
あくまで一人暮らしの方がNGというよりかは、単身世帯の生活において懸念がある方の場合は譲渡が難しいという話です。人によっては一人暮らしであっても、収入が安定している方や、ほとんど自宅で仕事をしている方もいることでしょう。
白井君:毎日家で仕事をしていますが、年収10億円です!
執行ねこ員:胡散臭いのでNGです。
なかには「ペット可の物件に引っ越したことを伝えたら、一度譲渡を断られた保護猫団体の方に話を聞いてもらえた」という方もいます。
もちろん、団体によっては一人暮らしだと無条件に譲渡できないというケースもあります。ただ、大事なのは里親になりたいと考える方の意識と、猫ちゃんにとって必要な環境を整えられるかどうかです。譲渡会に何度も足を運ぶなどして、スタッフの方と積極的にコミュニケーションを取ることで、団体によっては検討してもらえる場合もあります。
一人暮らしの方が保護猫をお迎えするまでの流れは、おおよそ以下のとおりです。
保護猫活動を行っている施設や団体によって異なりますが、参考にしてみてくださいね。
現在住んでいる物件がペット不可だからといって、オーナーさんと交渉して認めてもらうのは難しいでしょう。また、オーナーに隠れて飼うのはNGです。猫ちゃんをお迎えする場合は、ペット可の物件へ引っ越しましょう。
団体によってはお迎えなどの都合により、近隣エリアに住んでいることが条件になっていることもあります。
白井君:距離が離れ過ぎていると、猫ちゃんを連れていったり、お迎えしたりするのが難しくなりますからね。
執行ねこ員:白井君なら、全国どこでも対応してくれるだろうけどね。
白井君:えっ?
保護猫団体によって、譲渡条件は異なります。公式サイトなどに詳細が書かれていない場合は、問い合わせを行いましょう。
保護猫団体によっては、飼育環境を確認するために事前に訪問する場合があります。口頭や書類のやり取りだけだと、飼育環境が整っていないにもかかわらず、保護猫をお迎えしようとする方がいるからです。猫ちゃんの譲渡前に団体のスタッフがお家へ来られる場合は、お迎えすることを見据えて家のなかは綺麗に片付けておきましょう。
また、一人暮らし世帯の場合、後見人が必要となることもあります。猫の譲渡における後見人とは、万が一里親が事故や病気などによって猫ちゃんを飼えなくなった場合、代わりに面倒を見てくれる方のことです。お迎えを検討している保護猫団体の譲渡条件は、事前に確認しておきましょう。
規模の大きな団体であれば、譲渡会当日までに予約が必要な場合もあります。事前予約が必要かどうかは、保護猫団体の公式サイトやSNSアカウントなどに書かれています。
トライアルとは、里親募集されている保護猫との相性を見るために一緒に暮らす期間のことです。トライアルでは保護猫と家族の相性、先住猫との相性、お迎え先の生活環境の確認などを行います。
トライアル期間で大きな問題が発生しなければ、正式に猫ちゃんをお迎えできます。
執行ねこ員:団体にもよるけど、トライアルは基本的にお迎えする前提で行われることが多いよ。
白井君:毎回トライアル後に辞退されてしまっては、猫ちゃんにとっても環境の変化による負荷が大きくなりますからね!
執行ねこ員:そういえば、白井君のienekoという会社は猫に関するサービスを展開しているんだよね。
白井君:おっしゃるとおりです!
執行ねこ員:ienekoってどんな会社なの?
白井君:ありがとうございます!ここでienekoの紹介をさせてください!
ienekoは猫と暮らす選択肢を増やしたいあなたのためのワガママコーディネーターであり、猫ちゃんと暮らす人々の選択肢が豊かになるようなプロダクトを開発しています。
執行ねこ員:ふむふむ。具体的には?
たとえば、ienekoで販売されているケージはサイズや素材にこだわっており、猫ちゃんにとって過ごしやすいだけではありません。スライドドアや猫砂ブロック、お掃除トレイなど機能性にも優れています。
天然ブナ素材を使用した自然の気の質感は、デザイン性が高くインテリアになじみやすいことから、飼い主さん目線でも魅力を感じてもらえるようなつくりになっています。
執行ねこ員:なるほど。なるほど。
また、ienekoケージは一般の方だけでなく、坂上忍さんのような保護猫活動を積極的に行っている方にもご利用いただいています。
執行ねこ員:保護猫活動に積極的な方に利用していただいているのは嬉しいね!
ienekoでは猫に関するさまざまな情報を公式サイト内のコラムや、InstagramなどのSNSで発信しています。
Instagramでは実際の商品画像や、ienekoならではの企画なども行っていますのでぜひフォローしてくださいね!
執行ねこ員:フォローはこちらから!
>>ieneko(イエネコ/いえねこ)|猫インテリア&韓国セレクトアイテム(Instagramアカウント)
一人暮らしでも、条件次第で保護猫をお迎えできます。一人暮らし世帯の方は家を留守にする時間が長かったり、金銭面の負担が懸念されたりすることから、譲渡条件が厳しくなっています。
一方で、後見人がいるなどの条件を満たせば譲渡してもらえる団体も多いです。以前と比べて、一人暮らし世帯であっても積極的に譲渡を行っている保護猫団体が増えています。
一人暮らし世帯で保護猫をお迎えしたい方において、いま住んでいる物件がペット可の場合、まずは自分が譲渡条件を満たせるかどうかを確認しましょう。ここ最近では、公式サイトやSNSを運営している保護猫団体も数多くありますので、まずは譲渡条件をチェックしてみてくださいね。
結論からお伝えすると、一人暮らし世帯でも条件次第を満たせば、保護猫をお迎えできます。一方で、一人暮らしをしている方の場合、後見人が必要などの条件を設定している保護猫団体があるのも事実です。
この記事では、一人暮らしだと保護猫の譲渡条件が厳しい理由などについて解説します。最後までお読みいただくことで、一人暮らしの方が保護猫をお迎えして里親になるまでの流れも理解できるはずですよ。
目次
◆保護猫は一人暮らしでも条件次第でお迎えできる
◆一人暮らしの男性は保護猫の譲渡条件を満たせない場合がある
◆一人暮らし世帯に対して保護猫の譲渡条件が厳しい5つの理由
◆一人暮らしで保護猫の譲渡を断られたときはどうする?
◆一人暮らしの方が保護猫をお迎えするまでの流れ
◆保護猫団体も利用しているienekoのアイテム
◆一人暮らし世帯でも条件を満たせば保護猫の里親になれる
※登場キャラクター
・白井君
株式会社ienekoの代表取締役で「猫と暮らすあなたのワガママを叶える」をコンセプトにしており、ケージやキャットハウスなどを販売。コラムでは、これから猫をお迎えする方や、すでに猫を飼っている飼い主さん向けに、ためになる情報の発信を心がけている。執行ねこ員の飼い主。
・執行ねこ員
白井君に飼われている猫。わからないことがあったら白井君に質問して、すぐに答えさせる。性格はワガママ。
保護猫は一人暮らしでも条件次第でお迎えできる
執行ねこ員:保護猫をお迎えするのに一人暮らしだと難しいという声をたまに聞くけど、実際はどうなの?
白井君:条件次第ではありますね…。
結論からお伝えすると、一人暮らし世帯でも保護猫をお迎えすることは可能です。
保護猫の場合、一人暮らしだと譲渡してもらえないという印象を持っている方も多いのではないでしょうか。以前は、一人暮らしだと問答無用で譲渡を行わない団体もありました。しかし、近年では一人暮らしの方でも、保護猫の譲渡を行っている団体が増えています。
執行ねこ員:最近は一人暮らし世帯が増えているって聞くしね。
白井君:保護猫団体の方でも、時代に合わせて条件を緩和させているようですね!
ただし、一人暮らしの場合は、譲渡にあたって何かしらの条件が設定されているケースもあります。
執行ねこ員:おやつは1日5回とか?
白井君:そのような条件は聞いたことがないです…。
一人暮らしの男性は保護猫の譲渡条件を満たせない場合がある
一人暮らしの男性だと、保護猫の譲渡条件を満たせないことがあります。主な理由は、猫だけでお留守番させてしまう時間が長くなると想定されるからです。
一人暮らしの男性は、日中は仕事をしているケースが多いことでしょう。人によっては仕事終わりに、付き合いで飲み会などに参加することで、帰りが遅くなる方もいるはずです。猫ちゃんを一人にする時間が長くなることに対して、譲渡する側として不安を感じる保護猫団体や個人の方が多いようです。
執行ねこ員:一人暮らしでも、ずっと家にいる人ならいいの?
白井君:その場合は、収入面が懸念されそうです…。
執行ねこ員:たしかに。
白井君:1日中テレワークの方や、フリーランスでありながら収入が安定している方もいますが、この先も同じ業務形態でいられる保証はありませんからね…。
また、団体によっては過去の猫ちゃんに対する虐待の事例などを踏まえて、一人暮らし男性への譲渡を行っていない場合もあるようです。
執行ねこ員:気持ちはわかるけど、難しいところだね…。
白井君:難しいところですよね…。
執行ねこ員:同じこと繰り返さないでくれる?
白井君:す、すみません…。
一人暮らし世帯に対して保護猫の譲渡条件が厳しい5つの理由
一人暮らし世帯に対して、保護猫の譲渡条件が厳しい理由は大きく分けて5つあります。
- 家を留守にする時間が長い
- 急なトラブルに対処できない
- ライフステージが変わりやすい
- 金銭面の負担が大きい
- 保護猫団体の方で過去にトラブルを経験したことがある
一人暮らしで保護猫をお迎えしたい方からすると、条件が厳しいのではと感じる方もいるはずです。一方で、保護猫活動を行っている方の立場で考えると、さまざまな事情があるのです。
1. 家を留守にする時間が長い
家を留守にする時間が長くなるため、一人暮らしをされている方へは譲渡をお断りしている保護猫団体があります。一人暮らしの場合、日中は仕事で外出している方も多いはずです。留守にしている時間が長いと、猫ちゃんに対して寂しい思いをさせてしまいます。とくに保護猫の場合は、一度捨てられてしまったケースも多いため、譲渡する側としてはなるべく猫ちゃんを一人にしないでほしいという気持ちもあるのです。
執行ねこ員:仕事中に、急に退社するのは難しいだろうからね。
白井君:帰りたくても、帰れないという方が大半でしょうし…。
2. 急なトラブルに対処できない
一人暮らし世帯だと留守中に何かあった場合、すぐに駆けつけられないことが懸念されます。仮に飼い主さんが家を出たすぐあとで、猫ちゃんが体調を崩してしまった場合、夜まで面倒を見てあげられません。また、事故や病気を抱えてしまった場合、猫ちゃんの面倒を見る方がいなくなるのも懸念される理由の1つです。親や兄弟など一緒に暮らしている人がいる世帯であれば、代わりに面倒を見てもらえることでしょう。一人暮らし世帯だと、急なトラブルへの対処が難しいことから、譲渡を行っていない団体もあります。
3. ライフステージが変わりやすい
一人暮らし世帯は、ライフステージの変化が考えられます。先々、恋人ができたり、結婚したりすることもあるでしょう。一方で、お相手が猫ちゃんを嫌っていたり猫アレルギーだったりするケースも考えられます。その場合、ライフステージの変化により、猫ちゃんを手放す決断にいたってしまうのではと懸念されることもあります。
執行ねこ員:譲渡する側が懸念する気持ちもわかるけどね。
白井君:万が一捨てられてしまうと、猫ちゃんに再度悲しい想いをさせてしまいますしね…。
4. 金銭面の負担が大きい
一人暮らしだと金銭面の負担が大きいため、譲渡が難しいと考えられることもあります。一人暮らし世帯は、自分の収入を生活費に充てることになります。現在の収入に対して、猫ちゃんの飼育費用を負担できるかが懸念点です。毎月のフードやトイレはもちろんのこと、手術が必要な場合は治療費も高額となるため、負担が増えても問題ないか心配されます。
5. 保護猫団体の方で過去にトラブルを経験したことがある
保護猫団体の方で、過去に一人暮らし世帯に保護猫を譲渡したことでトラブルが起きてしまい、条件を厳しく設定していることがあります。保護猫団体の方々は、なにかしらの理由で保護された猫ちゃんに対して、愛情を注いで接しています。もちろん、早めに里親となってくれる方を探すのも大事です。一方で、早く里親を探すこと以上に、猫ちゃんが次こそは捨てられることなく幸せに過ごしてほしいと考えています。
また、保護猫活動だけでなく自身の生活もあるため、隙間時間で活動している方もいます。限られた時間での対応が求められたり、過去にトラブルを経験したりしていると、譲渡条件が厳しくならざるを得ないケースもあるのです。
執行ねこ員:限られた時間で里親希望の方に対して、譲渡して問題ないか判断しなければならないからね。
白井君:なかなか難しい問題です…。
一人暮らしで保護猫の譲渡を断られたときはどうする?
一人暮らし世帯だからと保護猫の譲渡を断れたものの、どうしてもお迎えしたいと考える方もなかにはいるはずです。
執行ねこ員:一人暮らしであっても、収入面や生活スタイル的には問題ないという方もいるはずだからね。その場合は、なんとかならないの?
白井君:難しいところではありますが、コミュニケーションをとっていくことで認めてもらえる場合もあります!
譲渡を断られた場合は、保護猫をお迎えできる人間であると積極的にアピールするのも1つの手段です。
白井君:私は保護猫をお迎えできる人間です!!
執行ねこ員:胡散臭いのでNGです。
白井君:ひ、ひどい…。
あくまで一人暮らしの方がNGというよりかは、単身世帯の生活において懸念がある方の場合は譲渡が難しいという話です。人によっては一人暮らしであっても、収入が安定している方や、ほとんど自宅で仕事をしている方もいることでしょう。
白井君:毎日家で仕事をしていますが、年収10億円です!
執行ねこ員:胡散臭いのでNGです。
なかには「ペット可の物件に引っ越したことを伝えたら、一度譲渡を断られた保護猫団体の方に話を聞いてもらえた」という方もいます。
もちろん、団体によっては一人暮らしだと無条件に譲渡できないというケースもあります。ただ、大事なのは里親になりたいと考える方の意識と、猫ちゃんにとって必要な環境を整えられるかどうかです。譲渡会に何度も足を運ぶなどして、スタッフの方と積極的にコミュニケーションを取ることで、団体によっては検討してもらえる場合もあります。
一人暮らしの方が保護猫をお迎えするまでの流れ
一人暮らしの方が保護猫をお迎えするまでの流れは、おおよそ以下のとおりです。
- ペット可の物件に引っ越す
- 一人暮らし世帯でも譲渡可能な団体を探す
- 飼育環境を整える
- 譲渡会や里親の募集先に連絡を取る
- トライアルを経てお迎えする
保護猫活動を行っている施設や団体によって異なりますが、参考にしてみてくださいね。
1. ペット可の物件に引っ越す
まずは、ペット可の条件に引っ越すことが先決です。一人暮らし世帯に対する保護猫の譲渡において、ペット可の物件であることは絶対条件です。現在住んでいる物件がペット不可だからといって、オーナーさんと交渉して認めてもらうのは難しいでしょう。また、オーナーに隠れて飼うのはNGです。猫ちゃんをお迎えする場合は、ペット可の物件へ引っ越しましょう。
2. 一人暮らし世帯でも譲渡可能な団体を探す
次に一人暮らし世帯でも、譲渡してくれる団体を探しましょう。団体によってはお迎えなどの都合により、近隣エリアに住んでいることが条件になっていることもあります。
白井君:距離が離れ過ぎていると、猫ちゃんを連れていったり、お迎えしたりするのが難しくなりますからね。
執行ねこ員:白井君なら、全国どこでも対応してくれるだろうけどね。
白井君:えっ?
保護猫団体によって、譲渡条件は異なります。公式サイトなどに詳細が書かれていない場合は、問い合わせを行いましょう。
3. 飼育環境を整える
保護猫をお迎えする前に、飼育環境を整えておきましょう。ここでの飼育環境とは、保護猫の譲渡条件をクリアすることとも言い換えられます。具体的には、ペット可の物件であることはもちろん、収入面なども該当する条件に含まれます。保護猫団体によっては、飼育環境を確認するために事前に訪問する場合があります。口頭や書類のやり取りだけだと、飼育環境が整っていないにもかかわらず、保護猫をお迎えしようとする方がいるからです。猫ちゃんの譲渡前に団体のスタッフがお家へ来られる場合は、お迎えすることを見据えて家のなかは綺麗に片付けておきましょう。
また、一人暮らし世帯の場合、後見人が必要となることもあります。猫の譲渡における後見人とは、万が一里親が事故や病気などによって猫ちゃんを飼えなくなった場合、代わりに面倒を見てくれる方のことです。お迎えを検討している保護猫団体の譲渡条件は、事前に確認しておきましょう。
4. 譲渡会や里親の募集先に連絡を取る
環境が整ったら、保護猫団体が主催している譲渡会に参加したり、里親を募集している団体に連絡を取ったりするなどしていきましょう。規模の大きな団体であれば、譲渡会当日までに予約が必要な場合もあります。事前予約が必要かどうかは、保護猫団体の公式サイトやSNSアカウントなどに書かれています。
5. トライアルを経てお迎えする
保護猫を譲渡する前に、トライアルを行うケースがあります。トライアルとは、里親募集されている保護猫との相性を見るために一緒に暮らす期間のことです。トライアルでは保護猫と家族の相性、先住猫との相性、お迎え先の生活環境の確認などを行います。
トライアル期間で大きな問題が発生しなければ、正式に猫ちゃんをお迎えできます。
執行ねこ員:団体にもよるけど、トライアルは基本的にお迎えする前提で行われることが多いよ。
白井君:毎回トライアル後に辞退されてしまっては、猫ちゃんにとっても環境の変化による負荷が大きくなりますからね!
保護猫団体も利用しているienekoのアイテム
執行ねこ員:そういえば、白井君のienekoという会社は猫に関するサービスを展開しているんだよね。
白井君:おっしゃるとおりです!
執行ねこ員:ienekoってどんな会社なの?
白井君:ありがとうございます!ここでienekoの紹介をさせてください!
ienekoは猫と暮らす選択肢を増やしたいあなたのためのワガママコーディネーターであり、猫ちゃんと暮らす人々の選択肢が豊かになるようなプロダクトを開発しています。
執行ねこ員:ふむふむ。具体的には?
たとえば、ienekoで販売されているケージはサイズや素材にこだわっており、猫ちゃんにとって過ごしやすいだけではありません。スライドドアや猫砂ブロック、お掃除トレイなど機能性にも優れています。
天然ブナ素材を使用した自然の気の質感は、デザイン性が高くインテリアになじみやすいことから、飼い主さん目線でも魅力を感じてもらえるようなつくりになっています。
執行ねこ員:なるほど。なるほど。
また、ienekoケージは一般の方だけでなく、坂上忍さんのような保護猫活動を積極的に行っている方にもご利用いただいています。
執行ねこ員:保護猫活動に積極的な方に利用していただいているのは嬉しいね!
ienekoでは猫に関するさまざまな情報を公式サイト内のコラムや、InstagramなどのSNSで発信しています。
Instagramでは実際の商品画像や、ienekoならではの企画なども行っていますのでぜひフォローしてくださいね!
執行ねこ員:フォローはこちらから!
>>ieneko(イエネコ/いえねこ)|猫インテリア&韓国セレクトアイテム(Instagramアカウント)
一人暮らし世帯でも条件を満たせば保護猫の里親になれる
一人暮らしでも、条件次第で保護猫をお迎えできます。一人暮らし世帯の方は家を留守にする時間が長かったり、金銭面の負担が懸念されたりすることから、譲渡条件が厳しくなっています。
一方で、後見人がいるなどの条件を満たせば譲渡してもらえる団体も多いです。以前と比べて、一人暮らし世帯であっても積極的に譲渡を行っている保護猫団体が増えています。
一人暮らし世帯で保護猫をお迎えしたい方において、いま住んでいる物件がペット可の場合、まずは自分が譲渡条件を満たせるかどうかを確認しましょう。ここ最近では、公式サイトやSNSを運営している保護猫団体も数多くありますので、まずは譲渡条件をチェックしてみてくださいね。