保護猫のトライアルが失敗に終わる5つの理由!中止や断念とならないために必要な3つの心がけ

これから保護猫をお迎えするにあたって、トライアルが失敗に終わってしまうのにはどのような理由があるのか気になっていないでしょうか。保護猫のトライアルを行う際に、事前に必要な心構えなどがあれば知りたいという方もいるはずです。

保護猫のトライアルが失敗してしまうのには、先住猫との相性などが理由として挙げられます。一方で、猫アレルギーを発症するなど、お迎えする前は少し考えにくい理由もあることをご存知でしょうか。

この記事では、保護猫のトライアルが失敗に終わる理由を中心に解説します。最後までお読みいただくことで、保護猫のトライアルを行う前に準備しておきたいことまで理解できるはずですよ。
目次

保護猫のトライアルが失敗に終わる5つの理由
保護先からトライアルの中止・断念を言い渡される場合もある
保護猫のトライアルを失敗させないためにできる3つの心がけ
保護猫団体も利用しているienekoのアイテム
保護猫のトライアルで失敗・後悔しないための準備をしよう

※登場キャラクター
・白井君
株式会社ienekoの代表取締役で「猫と暮らすあなたのワガママを叶える」をコンセプトにしており、ケージやキャットハウスなどを販売。コラムでは、これから猫をお迎えする方や、すでに猫を飼っている飼い主さん向けに、ためになる情報の発信を心がけている。執行ねこ員の飼い主。


・執行ねこ員
白井君に飼われている猫。わからないことがあったら白井君に質問して、すぐに答えさせる。性格はワガママ。

保護猫のトライアルが失敗に終わる5つの理由


執行ねこ員:保護猫のトライアルが失敗に終わってしまうのにはどのような理由があるのかな?

白井君:さまざまな理由がありますので、1つずつ解説していきますね!

保護猫のトライアルが失敗に終わる理由はいくつかありますが、大きく5つに分けられます。
  1. 先住猫と相性が合わなかった
  2. 猫アレルギーを発症した
  3. 飼い主さんが体調を崩した
  4. 生活環境が変わった
  5. 近所から苦情がきた

これから保護猫をお迎えしようと考えている方は、事前に確認しておきましょう。

1. 先住猫と相性が合わなかった

保護猫のトライアルが失敗するケースとして多いのが、先住猫との相性が合わないことです。とくに先住猫と年齢差がある場合は、うまくいかないこともあります。

保護猫をお迎えすることで、環境が変わるのは先住猫も同じです。保護猫をお迎えしたとたんに先住猫がストレスで体調を崩すなどの理由で、トライアルを断念することもあります。

トライアルは保護猫を新しい環境に慣らしていくだけでなく、先住猫との相性を見極める期間でもあるのです。

>>保護猫のトライアルが失敗に終わる5つの理由!中止や断念とならないために必要な3つの心がけ

2. 猫アレルギーを発症した

保護猫をお迎えしたことで、猫アレルギーを発症してしまいトライアルが中止になることもあります。

これまで猫ちゃんを飼ったことがない方であれば、自分が猫アレルギーであることに気づかない場合もあるでしょう。また、家族や一緒に住んでいる方が猫アレルギーを発症する場合も考えられます。

猫ちゃんにとってはかわいそうな話ではありますが、里親となる飼い主さんや家族が猫アレルギーでは、お迎えすることが難しくなります。

執行ねこ員:アレルギーだと生活に影響が出てしまうからね。

白井君:少しの症状であればいいのですが、体調不良につながるようであればお迎えするのは難しくなりますよね…。

3. 飼い主さんが体調を崩した

自分が想像していたよりも猫ちゃんのお世話が大変であり、ストレスがたまることで体調を崩してしまう場合もあります。具体的には、聞いていた話よりも夜鳴きが激しかったり、床やインテリアを激しく傷つけてしまったりすることでストレスがたまるケースです。

もちろん、自分の想像と違うからといって、保護猫のトライアルを終了するというのは無責任な話です。一方で、ストレスがたまり体調を崩してしまう人もいるのは事実です。飼い主さんが体調を崩してしまうと、お世話ができなくなるという意味で、猫ちゃんにとっても良くありません

4. 生活環境が変わった

転勤などにより生活環境が変わってしまい、保護猫を飼い続けられなくなるケースもトライアルが失敗になる理由として考えられます。

会社から急な転勤を言い渡されて引っ越しが必要になった場合、仕事を続けるためにも保護猫をお迎えするのは難しくなることでしょう。

執行ねこ員:会社によっては急に話が進むこともあるからね。

白井君:会社員の立場だと断れないケースもありますしね…。

また、飼い主さんが大怪我や病気で入院してしまったり、介護で地元へ戻ることになったりする場合もトライアルを継続するのが難しくなるケースです。

5. 近所から苦情がきた

近所の方からの苦情も、トライアルが失敗に終わる理由の1つです。

トライアル期間中は猫ちゃんが新しい環境に警戒してしまい、夜鳴きを続けることがあります。慣れるまでの期間は猫ちゃんによってさまざまであり、1週間以上かかることもあるでしょう。なかには近所の方の理解を得られず苦情が来てしまい、今後の関係性も踏まえて保護猫のお迎えを断念する方もいるようです。

保護先からトライアルの中止・断念を言い渡される場合もある


なかにはお迎えする側の問題だけでなく、保護主さんからトライアルの中止や断念を言い渡される場合もあります。具体的には、以下のとおりです。
  1. トライアル条件が守られていない
  2. トライアル期間中に重大なトラブルが発生した

保護猫団体などから猫ちゃんをお迎えする場合、トライアルにあたって条件や注意事項を言い渡されます。トライアルの条件には、猫ちゃんの状況把握の意味でこまめな連絡を求められる場合があります。

仮に猫ちゃんは不自由なく過ごせていても、指定日に連絡をするといった条件が守られていなければ「信用できない」と判断されてしまい、トライアルが中止になることもあるのです。

執行ねこ員:保護主さんからすると、ルールを守ってもらえないと不安に感じるよね。

白井君:事前に条件を確認しておきましょう!

また、トライアル期間中に脱走してしまうなどのトラブルが発生すると、保護主さんの判断により中止となることもあります。

保護猫のトライアルを失敗させないためにできる3つの心がけ


保護猫のトライアルを失敗させないためにできることは、大きく分けて3つあります。
  1. お迎えするための準備をしておく
  2. 事前情報を鵜呑みにしない
  3. 心配ごとがあればすぐに相談する

いずれも里親を希望する方の心がけ次第で対応できるため、保護猫のトライアルを始める前に把握しておきましょう。

1. お迎えするための準備をしておく

保護猫のトライアルを行う際は、入念に準備をしておきましょう。

ここでの準備とは、必要なアイテムを揃えることだけではありません。事前に言い渡される条件をきちんと確認しておくことも含まれます。また、猫ちゃんに対する理解を深める意味で、以下のような準備も必要です。
  1. 猫の習性を理解する
  2. お迎えしてから想定されるトラブルを調べておく

猫ちゃんは周囲の環境に興味を持ち、家具にいたずらをしたり、走り回って物を倒したりすることがあります。

白井君:猫とはそのような生き物です!

執行ねこ員:おっ。良くわかっているではないか。

また、トライアルは猫ちゃんにとって生活環境が変わります。そのため、夜鳴きが続いたり、ご飯を食べなかったりすることもあります。

執行ねこ員:うわぁぁぁ!白井君が近くにいると眠れないよぉぉぉ!

白井君:だからといって、そこまで鳴かなくても…。

このような動作を目の当たりにすると、心配になってしまう方もいることでしょう。しかし、想定内のことであると事前に理解していれば、飼い主さんもストレスを抱えたり動揺したりしなくてすむはずです。

2. 事前情報を鵜呑みにしない

事前情報を鵜呑みにしないのも、保護猫のトライアル期間を乗り切る方法の1つです。

保護主さんからは「静かで落ち着いている」と言われていたものの、実際は「好奇心旺盛で良く鳴く」というケースも考えられます。しかし、猫ちゃんは環境が変わることで、行動も変わる場合があります。環境に慣れてきたことで、徐々に行動が活発的になるからです。

もともと聞いていた話を鵜呑みにしていた結果、性格や行動が想像と大きくことなり、ギャップを感じて後悔してしまうという方もいるでしょう。事前情報は参考にしつつも、実際は「一緒に過ごして見なければわからない」と、心の準備をしておくといいですよ。

3. 心配ごとがあればすぐに相談する

保護猫のトライアル期間中に心配ごとが発生したら、すぐに保護主さんへ相談してみましょう。飼い主さんにとっては心配に感じることであっても、保護主さんからすると良くある話というケースも考えられるからです。

保護猫活動を行っている方々は、猫ちゃんの飼育経験が豊富であることも多いです。相談することで力になってくれたり、悩みが解消されたりすることもありますよ。

執行ねこ員:自分で解決できなければ、保護主さんの力を借りよう。

白井君:おっしゃるとおりです!

執行ねこ員:白井君は自力で頑張ろう。

白井君:な、なぜ…。

保護猫団体も利用しているienekoのアイテム


執行ねこ員:そういえば、白井君のienekoという会社は猫に関するサービスを展開しているんだよね。

白井君:おっしゃるとおりです!

執行ねこ員:ienekoってどんな会社なの?

白井君:ありがとうございます!ここでienekoの紹介をさせてください!

ienekoは猫と暮らす選択肢を増やしたいあなたのためのワガママコーディネーターであり、猫ちゃんと暮らす人々の選択肢が豊かになるようなプロダクトを開発しています。

執行ねこ員:ふむふむ。具体的には?

たとえば、ienekoで販売されているケージはサイズや素材にこだわっており、猫ちゃんにとって過ごしやすいだけではありません。スライドドアや猫砂ブロック、お掃除トレイなど機能性にも優れています。

天然ブナ素材を使用した自然の気の質感は、デザイン性が高くインテリアになじみやすいことから、飼い主さん目線でも魅力を感じてもらえるようなつくりになっています。

執行ねこ員:なるほど。なるほど。

また、ienekoケージは一般の方だけでなく、坂上忍さんのような保護猫活動を積極的に行っている方にもご利用いただいています

執行ねこ員:保護猫活動に積極的な方に利用していただいているのは嬉しいね!

ienekoでは猫に関するさまざまな情報を公式サイト内のコラムや、InstagramなどのSNSで発信しています。

Instagramでは実際の商品画像や、ienekoならではの企画なども行っていますのでぜひフォローしてくださいね!

執行ねこ員:フォローはこちらから!

>>ieneko(イエネコ/いえねこ)|猫インテリア&韓国セレクトアイテム(Instagramアカウント)

保護猫のトライアルで失敗・後悔しないための準備をしよう


保護猫のトライアルが失敗に終わるのには、さまざまな理由が考えられます。先住猫との相性が極端に合わなかったり、保護猫のお迎えが難しい環境になってしまったりと致し方ないケースもあります。

保護猫のトライアルが失敗とならないようにするためには、心構えも踏まえてさまざまな準備が必要です。とくに初めて保護猫をお迎えする場合は、わからないことが多いはずです。トライアル期間中に不明点が発生したら、保護主さんへすぐに相談してくださいね。