保護猫のトライアルで見極めたい3つのポイント!期間中に慣れない場合の対策も解説

保護猫のトライアルで、見極めに必要な期間が気になっていないでしょうか。トライアルを行う際に、具体的に見極めるべきポイントを知りたい方もいるはずです。

結論からお伝えすると、保護猫のトライアルで見極めに必要な期間は、猫ちゃんやお迎え先の環境によって異なるため一概に言えません。また、トライアル期間中は先住猫との相性だけでなく、猫アレルギーを発症しないかなど里親になる方自身の見極めも必要になります

この記事では、保護猫のトライアルで見極めたいポイントを中心に解説します。最後までお読みいただくことで、猫ちゃんだけでなく里親になる方目線での注意点も理解できるはずですよ。
目次

保護猫のトライアルで見極めに必要な期間
保護猫のトライアル期間で見極めたい3つのポイント
トライアル期間は保護主さんとの関係性も重要
保護猫がトライアル期間中に慣れない場合はどうする?
保護猫団体も利用しているienekoのアイテム
保護猫のトライアル期間ではさまざまな見極めが必要

※登場キャラクター
・白井君
株式会社ienekoの代表取締役で「猫と暮らすあなたのワガママを叶える」をコンセプトにしており、ケージやキャットハウスなどを販売。コラムでは、これから猫をお迎えする方や、すでに猫を飼っている飼い主さん向けに、ためになる情報の発信を心がけている。執行ねこ員の飼い主。


・執行ねこ員
白井君に飼われている猫。わからないことがあったら白井君に質問して、すぐに答えさせる。性格はワガママ。

保護猫のトライアルで見極めに必要な期間


執行ねこ員:保護猫のトライアルで見極めに必要な期間は、実際のところ何日ぐらい必要なんだろうね。

白井君:お迎えする猫ちゃんや先住猫との相性、里親を希望する方の環境にもよるので難しいところですね…。

保護猫のトライアルで見極めに必要な期間は、猫ちゃんやお迎え先の環境によって変わります。そのうえで、トライアル期間自体は一般的に1週間〜1ヶ月程度の場合が多いです。

ただし、この期間では見極めが難しく仮に1ヶ月経過しても、里親になる飼い主さんが「これなら大丈夫」と思えないケースもあります。

執行ねこ員:白井君の見極め期間は永遠に続きます。

白井君:私はなにを見極められているのでしょうか…

保護猫のトライアル期間で見極めたい3つのポイント


執行ねこ員:保護猫のトライアル期間では、具体的になにを見極めればいいのかな?

白井君:いくつかあるので、1つずつ解説していきますね!

保護猫のトライアル期間で見極めたいポイントは、大きく3つあります。
  1. 先住猫との相性
  2. 猫アレルギーの有無
  3. 猫との生活におけるストレスへの耐性

これから保護猫をお迎えする可能性がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

執行ねこ員:わかりやすく頼むよ?

白井君:お任せください!

執行ねこ員:信用できないなぁ。

白井君:…。

1. 先住猫との相性

保護猫のトライアル期間において、先住猫との相性は重要です。

保護主さんのもとからやってきた猫ちゃんにとってトライアル期間は、これまで過ごしていた空間から環境が変わります。一方で、保護猫をお迎えする場合は、先住猫にとっても環境が変わることになります。新たにお迎えした保護猫は問題なくても、先住猫の様子が変わるようであれば注意が必要です。

先住猫とお迎えした保護猫が仲良くなるまでには、時間がかかることも多いです。そのため、トライアル期間中だけでは、相性を見極めることが難しいケースもあります。

仮に仲良く触れ合うことがなくても、どちらかの体調不良が長期にわたって続くなどなければ、おおよそ問題ないと考えて良いでしょう。

2. 猫アレルギーの有無

初めて保護猫をお迎えする方のトライアル期間において、盲点となるのが猫アレルギーの有無です。

普段猫ちゃんを飼っていたり、触れ合う機会があったりしなければ、自分が猫アレルギーである可能性に気付くことは難しいでしょう。お迎えしてから、初めて自分が猫アレルギーだと気付くこともあります。

仮に猫アレルギーの場合は私生活にも影響を及ぼすことがあるため、保護主さんに事情を伝えたうえで、トライアルを継続するか判断しましょう。

執行ねこ員:実は白井君アレルギーの可能性があります。

白井君:そのようなアレルギーはありません。本日はおやつ抜きです。

執行ねこ員:実は健康体でした!

3. 猫との生活におけるストレスへの耐性

里親になるのであれば、猫ちゃんの行動や習性に対する耐性が必要です。

初めて猫ちゃんをお迎えする場合、夜鳴きが続いたり部屋を片付けたりすることに対して「想像以上だった」と感じる場合があるかもしれません。これらの問題は猫ちゃんと一緒に住んでみなければわからないこともあり、トライアル期間ですべてを理解するのも難しいのが正直なところです。

人それぞれ考え方が違うため、保護主さんにとっては普通の話であっても、里親希望の方からすると大問題だと感じることもあるでしょう。トライアルは譲渡を前提で行うものですが、猫ちゃんとの生活が始まってからストレスで体調を崩してしまうなどのことがあれば、お迎えするのを見送った方がいい場合もあります。

トライアル期間は保護主さんとの関係性も重要


トライアル期間は、保護主さんとの関係性も重要です。

執行ねこ員:意外と重要なポイントかもしれないね。

保護猫団体によっては、トライアル期間中に猫ちゃんの様子を確認するため、こまめに連絡を求められることがあります。その際に、連絡を怠ると猫ちゃんは問題なく過ごせていても、保護主さんからは「約束を守れない人」だと判断されてしまう可能性があります。最悪の場合は、トライアルが中止になるケースもあるため注意しましょう。

>>保護猫のトライアルが失敗に終わる5つの理由!中止や断念とならないために必要な3つの心がけ

また、実際にトライアルが始まってから保護猫ちゃんをお迎えしたところ、想定していないトラブルに見舞われることもあります。猫ちゃんがまったくケージから出てこなかったり、ご飯を少しも食べなかったりすると、心配になる方も多いはずです。

執行ねこ員:戸惑いこそが人生だよ、白井君。

白井君:どこかで聞いたことがあるセリフですね…。そもそも、どこでそのフレーズを…。

トライアル期間中に心配ごとが出てきた際は、保護主さんに相談することでいろいろと力になってもらえます。具体的な対策だけでなく、トライアル期間ならではの悩みについても話を聞いてくれるはずですよ。

保護主さんと良好な関係を築いていくことは、トライアル期間でおきやすい悩みを解決するうえでも非常に重要なのです。

保護猫がトライアル期間中に慣れない場合はどうする?


トライアル期間中に、猫ちゃんが新しい環境になかなか慣れないケースはよくあります。もちろん、数日ですぐに新しい環境へ慣れる場合もありますが、性格や保護される経緯も違うため一概には言えません。

猫ちゃんがなかなか新しい環境に慣れない場合、対策としては以下のようなものがあります。
  1. おやつやおもちゃを充実させる
  2. 無理に干渉せずそっとしてあげる
  3. 先住猫がいる場合は、しばらくの間対面させない

執行ねこ員:1つ目はテストに出ます。

白井君:まぁ、大事ではありますね…。

トライアル期間中に猫ちゃんがお迎え先の環境や飼い主さん、先住猫との関係性などすべてに慣れる必要はありません。とくに保護猫の場合は過去のトラウマを抱えていることもあるため、慣れるまでに時間がかかるのは当然のことです。

一方で、長期にわたって保護猫が拒否反応を示し続ける場合は、保護主さんに相談してみましょう。

執行ねこ員:長期にわたって拒否反応を見せるなら、何かしらの理由があるはずだからね。

白井君:里親を希望される方や先住猫、さらには保護猫の体調などを考慮した際に、トライアルを断念した方が良い場合もあります…。

保護猫団体も利用しているienekoのアイテム


執行ねこ員:そういえば、白井君のienekoという会社は猫に関するサービスを展開しているんだよね。

白井君:おっしゃるとおりです!

執行ねこ員:ienekoってどんな会社なの?

白井君:ありがとうございます!ここでienekoの紹介をさせてください!

ienekoは猫と暮らす選択肢を増やしたいあなたのためのワガママコーディネーターであり、猫ちゃんと暮らす人々の選択肢が豊かになるようなプロダクトを開発しています。

執行ねこ員:ふむふむ。具体的には?

たとえば、ienekoで販売されているケージはサイズや素材にこだわっており、猫ちゃんにとって過ごしやすいだけではありません。スライドドアや猫砂ブロック、お掃除トレイなど機能性にも優れています。

天然ブナ素材を使用した自然の気の質感は、デザイン性が高くインテリアになじみやすいことから、飼い主さん目線でも魅力を感じてもらえるようなつくりになっています。

執行ねこ員:なるほど。なるほど。

また、ienekoケージは一般の方だけでなく、坂上忍さんのような保護猫活動を積極的に行っている方にもご利用いただいています

執行ねこ員:保護猫活動に積極的な方に利用していただいているのは嬉しいね!

ienekoでは猫に関するさまざまな情報を公式サイト内のコラムや、InstagramなどのSNSで発信しています。

Instagramでは実際の商品画像や、ienekoならではの企画なども行っていますのでぜひフォローしてくださいね!

執行ねこ員:フォローはこちらから!

>>ieneko(イエネコ/いえねこ)|猫インテリア&韓国セレクトアイテム(Instagramアカウント)

保護猫のトライアル期間ではさまざまな見極めが必要


保護猫のトライアル期間において、見極めるポイントはさまざまです。お迎えした猫ちゃんの様子はもちろんのこと、里親になる飼い主さんが確認しておくポイントもあります

保護猫の場合、猫ちゃんが過去にトラウマを抱えていることも考えられます。新しい環境に慣れるまで時間がかかることも多いため、根気強く向き合っていきましょう。

トライアル期間中に先住猫や保護猫の様子がおかしくなってしまい、どうすればいいのかわからなくなることがあるかもしれません。その場合は、保護主さんの力を借りながら、トライアル期間を乗り越えていきましょう。