保護猫が夜鳴きする3つの理由!夜泣きが激しい場合の対策も合わせて解説

保護猫の夜鳴きが続いており、どうすればいいのか悩んでいないでしょうか。トライアル期間中であれば、この先本当に夜鳴きが収まるのかと不安に感じる方もいるはずです。

保護猫をお迎えする場合、猫ちゃんにとってはいきなり新しい環境へ変わることになるので、不安から夜鳴きをしてしまうのは当然です。基本的にはほっておいて問題ありませんが、トイレの汚れや水の不足などの要求をしている場合は対処してあげる必要があります。

この記事では、保護猫が夜鳴きする理由を中心に詳しく解説します。最後までお読みいただくことで、保護猫の夜鳴きが激しい場合の対策まで理解できるはずですよ。
目次

保護猫が夜鳴きをする3つの理由
保護猫の夜鳴きは無視して平気?
保護猫の夜鳴きに対して返事をするとどうなる?
保護猫の夜鳴きが激しい場合にできる3つの対策
保護猫の夜鳴きはいつまで続く?
保護猫団体も利用しているienekoのアイテム
保護猫が夜鳴きをする理由に合わせて対処しよう

※登場キャラクター
・白井君
株式会社ienekoの代表取締役で「猫と暮らすあなたのワガママを叶える」をコンセプトにしており、ケージやキャットハウスなどを販売。コラムでは、これから猫をお迎えする方や、すでに猫を飼っている飼い主さん向けに、ためになる情報の発信を心がけている。執行ねこ員の飼い主。


・執行ねこ員
白井君に飼われている猫。わからないことがあったら白井君に質問して、すぐに答えさせる。性格はワガママ。

保護猫が夜鳴きをする3つの理由


執行ねこ員:白井君、保護猫が夜鳴きする理由を知っているかい?

白井君:もちろんです!

執行ねこ員:言葉もわからないのに?

白井君:えっ?えぇ…。

執行ねこ員:正しいかどうかわからないのに「もちろんです!」って断言できるの?

白井君:すみませんでした…。

保護猫が夜鳴きをする際に考えられる理由は、大きく分けて3つあります。
  1. 環境が変わることに対する不安
  2. 寂しさや甘え
  3. 何かしらの要求

まずは、お迎えした猫ちゃんが夜鳴きをする理由から理解していきましょう。

1. 環境が変わることに対する不安

保護猫が夜鳴きをする理由として、環境の変化による不安が考えられます。保護猫をお迎えする場合、猫ちゃんにとっては環境が変わることになるからです。

新しい空間へ連れてこられたことによるストレスや、不安に対して夜鳴きをするのです。

2. 寂しさや甘え

保護猫が夜鳴きする場合、寂しさや甘えも考えられる理由の1つです。

猫ちゃんは、保護された時点で母親や兄妹と離れ離れになっていることが考えられます。周りに誰もおらず、自分しかいないことに不安を感じて夜鳴きする場合があるのです。

また、お迎えする前の保護主さんに懐いており、寂しさや構ってもらえないことに対して甘えて鳴く猫ちゃんもいます。

執行ねこ員:白井君は夜中であっても遊んでくれるよね?

白井君:できれば、早い時間帯でお願いします…。

3. 何かしらの要求

夜鳴きをしている場合、猫ちゃんが何かしらの要求をしていることもあります。例としては、トイレの片付けや水が不足しているなどのケースです。

ケージの中にいる場合、猫ちゃんは自分で外へ移動できないため、飼い主さんに対して何とかしてほしいと要求していることがあります。

保護猫の夜鳴きは無視して平気?


執行ねこ員:猫様が鳴いているんだ!無視するな!

白井君:難しいところですね…。

結論からお伝えすると、保護猫の夜鳴きを無視していいかは理由によります

お迎えしたあとで、猫ちゃんが夜鳴きをするというのは良くある話です。そのため、夜鳴きをするからといって、体調不良などを訴えているかというとそうとも限りません。

一方で、トイレが汚れている場合は片付けてあげましょう。猫ちゃんは清潔な動物であるため、トイレが汚れていることを嫌うからです。

執行ねこ員:トイレを片付けるのは飼い主さんの仕事!

白井君:おっしゃるとおりです!

保護猫の夜鳴きに対して返事をするとどうなる?


程度にもよりますが、夜鳴きのたびに飼い主さんが返事をするのは避けましょう。なぜなら、猫ちゃんが「鳴けば構ってくれる」と学習してしまうからです。

執行ねこ員:そ、そんなことないけど。

白井君:これは図星ですね。

もちろん、トイレの汚れや水の不足など何かしらの要求をしているようであれば、返事をしても問題ありません。しかし、夜鳴きのたびに返事をしてしまうと、しつけの意味でも猫ちゃんのためにならないのです。

執行ねこ員:仕方がない。白井君のしつけのためにも、今度話しかけられたら無視するか…。

白井君:えっ。

保護猫の夜鳴きが激しい場合にできる3つの対策


保護猫の夜鳴きに関しては、里親さんからすると理由がわからないことも当然あるでしょう。保護猫をお迎えしてから夜鳴きが激しい場合は、これから紹介する対策を試してみてください。
  1. 安心できる環境をつくる
  2. 喜びそうなグッズを用意する
  3. 保護主さんに相談する

それぞれ、順番に見ていきましょう。

1. 安心できる環境をつくる

環境の変化に戸惑い周囲を警戒しているようであれば、猫ちゃんが安心できる環境をつくってあげましょう。たとえば、ケージに布をかけてあげることで、周囲からの視線が気にならなくなります。

>>猫ケージに布をかける7つの目的!カバーの選び方や適した布がない場合の代替品も紹介

ケージへの目隠しは、先住猫との対面を行う際にも有効です。いきなり対面させると、びっくりした先住猫が威嚇してしまう可能性もあります。お迎えした保護猫にとっても、安心できる環境をつくってあげられるよう、周囲からの視線を遮断するのも1つの方法です。

2. 喜びそうなグッズを用意する

猫ちゃんが喜ぶグッズを準備してあげるのもおすすめです。具体的には、猫用のおもちゃを用意してあげましょう。

また、おもちゃだけでなく、夜鳴き対策グッズなども販売されています。あまりにもひどい場合は、これらのグッズを購入してみるのもいいでしょう。

執行ねこ員:白井君。夜鳴きしないですむか試したいから、全種類の猫用おもちゃを買ってきて。

白井君:それって、ただおもちゃがほしいだけなのでは…。

3. 保護主さんに相談する

保護猫をお迎えしてから夜鳴きが続く場合、保護主さんに相談するのも1つの手段です。里親さんは心配であっても、保護主さんからすると想定内のケースもあるからです。

また、相談することで保護主さんが保護した際の様子や、お迎えした猫ちゃんならではの解決策を教えてもらえる場合もあります

保護猫の夜鳴きはいつまで続く?


保護猫の夜鳴きがいつまで続くかは、猫ちゃんによって変わります。早ければ数日で収まることもあれば、1ヶ月経過しても鳴き続ける場合もあります

執行ねこ員:鳴く気になればいつまでも鳴けるよ?

白井君:勘弁してください…。

トライアル期間中に保護猫をお迎えしてから夜鳴きが続くと、飼い主さんとしては「このままで本当に鳴きやむのだろうか」などと、不安に感じる方もいることでしょう。

執行ねこ員:アオーン!(夜鳴き中)

白井君:執行ねこ員の夜鳴きが収まりませんねぇ…。

執行ねこ員:どしたん?話聞こか?

白井君:あなたが原因です!

執行ねこ員:えっ。

あまりにも長く続く場合は、保護主さんに相談してみましょう。初めて猫ちゃんをお迎えする方であれば、環境や過ごし方に問題がある場合、自分では気づけないポイントを教えてもらえることもありますよ。

>>保護猫のトライアルとは?申し込む流れやお迎え前に必要なものまで徹底解説

保護猫団体も利用しているienekoのアイテム


執行ねこ員:そういえば、白井君のienekoという会社は猫に関するサービスを展開しているんだよね。

白井君:おっしゃるとおりです!

執行ねこ員:ienekoってどんな会社なの?

白井君:ありがとうございます!ここでienekoの紹介をさせてください!

ienekoは猫と暮らす選択肢を増やしたいあなたのためのワガママコーディネーターであり、猫ちゃんと暮らす人々の選択肢が豊かになるようなプロダクトを開発しています。

執行ねこ員:ふむふむ。具体的には?

たとえば、ienekoで販売されているケージはサイズや素材にこだわっており、猫ちゃんにとって過ごしやすいだけではありません。スライドドアや猫砂ブロック、お掃除トレイなど機能性にも優れています。

天然ブナ素材を使用した自然の気の質感は、デザイン性が高くインテリアになじみやすいことから、飼い主さん目線でも魅力を感じてもらえるようなつくりになっています。

執行ねこ員:なるほど。なるほど。

また、ienekoケージは一般の方だけでなく、坂上忍さんのような保護猫活動を積極的に行っている方にもご利用いただいています

執行ねこ員:保護猫活動に積極的な方に利用していただいているのは嬉しいね!

ienekoでは猫に関するさまざまな情報を公式サイト内のコラムや、InstagramなどのSNSで発信しています。

Instagramでは実際の商品画像や、ienekoならではの企画なども行っていますのでぜひフォローしてくださいね!

執行ねこ員:フォローはこちらから!

>>ieneko(イエネコ/いえねこ)|猫インテリア&韓国セレクトアイテム(Instagramアカウント)

保護猫が夜鳴きをする理由に合わせて対処しよう


保護猫が夜鳴きをするというのは良くある話です。新しい環境に連れてこられたことで、不安になり夜鳴きをするのが一般的だからです。

猫ちゃんが鳴くたびに返事をすると、鳴けば構ってもらえると覚えてしまうため、しつけの意味では良くありません。一方で、何かしらの要求をしていることもあるので、トイレが汚れていないか、水が不足していないかなど確認しましょう。

猫ちゃんが喜ぶおもちゃを用意したり、夜鳴き対策グッズを利用したりすることで収まる場合もあります。激しい夜鳴きがあまりにも続くようであれば、保護主さんに相談するのも1つの方法です。