猫をケージで留守番させても平気?仕事や旅行で長時間家を空ける方向けの対策も解説

仕事や旅行で家を空ける時間が長い場合、猫をケージで留守番させるのは問題がないか、疑問に思っている方も多いことでしょう。猫を長い時間ケージの中へ入れることで、行動範囲が制限されてしまうことに、不安を感じている方もいるはずです。

結論からお伝えすると、猫をケージの中で留守番させることについて、飼い主さんの目が行き届かない間のトラブルを防ぐ意味では効果的です。一方で、猫は自分で過ごしやすい場所に移動できなくなるため、ケージ内の環境を整えてあげなければなりません。

この記事では、猫をケージ内で留守番させる際のメリットや注意点などについて1つずつ解説します。最後までお読みいただくことで、外出中に猫をケージで留守番させる際の不安が解消できるはずですよ。
目次

猫を留守番させるのにケージが必要かどうかは猫次第
猫がケージで留守番できるとされる目安の時間
猫をケージで留守番させても良いのは最大で何日まで?
ケージ内で猫に留守番をしてもらう3つのメリット
猫をケージの中で留守番させる際の3つのポイント
猫を長時間ケージで留守番させるとストレスはたまりやすい
猫がケージでの留守番を嫌がる場合の工夫
仕事や旅行中に猫をケージで留守番させるのが不安な方向けの対処法
ケージではなく猫を放し飼いで留守番させる際の注意点
猫が留守番中も快適に過ごせるienekoのデザイナーズケージ
猫にケージで留守番してもらう場合は事前に環境を整えておこう

※登場キャラクター
・白井君
株式会社ienekoの代表取締役で「猫と暮らすあなたのワガママを叶える」をコンセプトにしており、ケージやキャットハウスなどを販売。コラムでは、これから猫をお迎えする方や、すでに猫を飼っている飼い主さん向けに、ためになる情報の発信を心がけている。執行ねこ員の飼い主。


・執行ねこ員
白井君に飼われている猫。わからないことがあったら白井君に質問して、すぐに答えさせる。性格はワガママ。

猫を留守番させるのにケージが必要かどうかは猫次第


結論からお伝えすると、留守番できるかどうかは猫の年齢や性格によって変わります

執行ねこ員:出ました!当たり障りのない曖昧な表現!!

白井君:断言するのは良くないですから仕方ないのです…。

猫を留守番中は放し飼いにした場合、子猫や活発的な猫であれば部屋を歩き回っているうちに、誤飲したり物を倒したりするといったリスクが考えられます。その場合は、トラブルを防ぐためにも、猫をケージの中へ入れてあげた方が安心です。

一方で、普段から猫を放し飼いにしており、物を倒してしまうなど問題を起こさないのであればケージの中へ無理に入れる必要はありません。そのため、猫の性格や家での飼い方によって、留守番をさせる方法が変わると言えます。

>>猫を飼うのにケージは必要!用意する5つのメリットやケージ選びのポイントを解説

猫がケージで留守番できるとされる目安の時間


健康な成猫であれば、一般的に12時間は留守番ができると言われています。あくまで留守番がしやすい環境を整えられていることが条件ではあるものの、猫は比較的留守番ができる動物なのです。

しかし、生後5ヶ月以内の子猫や、お迎えしたばかりで環境に慣れていない猫の場合は3時間が留守番の目安です。

白井君:もちろん、猫によって変わります!

ただし、猫が病気をかかえている場合は、留守番中に容態が急変する場合もあります。ケージの有無に限らずではありますが、病気のときは猫だけに留守番をさせるのは控えましょう

また、留守番以外もずっとケージ内で飼い続けることは、猫にとって好ましい環境とは言えません。留守番をするとき以外にも、普段からずっとケージの中だけで飼うのは避けましょう。

>>猫を一生ケージで飼い続けるのはNG!ケージで飼う方が良い5つのケースや注意点を解説

猫をケージで留守番させても良いのは最大で何日まで?


年齢や環境にもよるため、猫が何日までケージで留守番できるかは一概に言えません

執行ねこ員:それ言い出したら、話が進まないよ。

白井君:そうですよね…。ですので、ここでは一般的な意見をご紹介します。

健康的な成猫で留守番に慣れており、猫にとって不自由のない環境が整えられているのであれば、一般的に1泊2日程度であれば耐えられると言われています。

ただし、家を空ける時間が長くなればなるほど、水の不足などのリスクも高まるため注意が必要です。そのため、長期間家を空ける場合は、他の方に預かってもらうなどの対策を考えなければなりません。

ケージ内で猫に留守番をしてもらう3つのメリット


猫に留守番をしてもらう際、ケージの中と放し飼いのどちらがいいのか悩む方もいることでしょう。ここでは、ケージ内で猫に留守番してもらうメリットについて解説します。

  1. 誤飲やケガなどのトラブルを予防できる
  2. 脱走してしまうリスクを抑えられる
  3. 部屋を汚さずにすむ


1つずつ、順番に見ていきましょう。

1. 誤飲やケガなどのトラブルを予防できる

猫にケージの中で留守番をしてもらうことにより、誤飲やケガなどのトラブルを予防できます。

放し飼いにしていると猫が室内を歩き回っている際に、落ちているものを誤飲してしまう可能性があることでしょう。また、猫が狭い場所に入り込んだり、物を落としたりすることでケガをする場合もあります。ケージ内であれば猫の行動を制限できるため、誤飲やケガを防げます。

2. 脱走してしまうリスクを抑えられる

ケージの中で留守番をしてもらえれば、猫が脱走するのを防げます

放し飼いにしていると鍵の閉め忘れがあった場合に、猫が脱走してしまうこともあります。小さな窓などは人が通れるところではないため、鍵を閉め忘れたり少しだけ隙間があったりしても、細かく気にしない人もいるでしょう。ですが、猫は人から見たら通ることを想像できないような幅の隙間であっても、通ってしまうことがあります。

猫が小さな隙間から脱走してしまわないように、窓や扉の閉め忘れには注意しましょう。

執行ねこ員:なぜ、狭い隙間を通って脱走するのかって?そこに隙間があるからさ。

白井君:お控えください。

3. 部屋を汚さずにすむ

猫をケージの中へ入れてあげられれば、部屋を汚さずにすむのもメリットです。

放し飼いにしていると猫が物を散らかしたりするだけでなく、留守番のストレスで床を傷つけてしまったりすることがあります。また、猫がトイレ以外で粗相してしまうこともあるでしょう。ケージの中であれば、家を空けていて目が行き届かない間に、部屋が傷ついたり汚れたりすることを防げます。

留守番以前に、猫のケージ飼いはいろいろとメリットが多いのです。

>>猫のケージ飼いって実際どうなの?飼い主さんが抱える疑問や悩みごとに切り分けて解説

猫をケージの中で留守番させる際の3つのポイント


猫をケージの中で留守番させる場合は、いくつか気を付けなければならないポイントがあります。

  1. 室温の管理
  2. フードと水
  3. ケージ内の環境


猫は人と違って、自分で過ごしやすい環境を整えられるわけではありません。とくに長時間ケージの中で猫に留守番をしてもらう場合は、これから紹介する3つのポイントに注意が必要です。

1. 室温の管理

室温の管理は、猫にケージの中で留守番をしてもらうのに重要なポイントです。ケージの中へ入れると、猫が暑くても寒くても動けないからです。

猫は室温を自分でコントロールできないだけでなく、ケージの中であれば過ごしやすい場所への移動もできません。

また、室温の管理で重要なのが日差しです。たとえば、日中は時間によって日陰の場所が変わります。ケージを置いている場所が午前中は日陰であっても、午後は日向に変わっている場合があります。

夏場は室内でも猫が熱中症になってしまう場合もあるため、ケージを置く部屋の室温管理に注意しましょう。

2. フードと水

猫に留守番をさせる際は、フードや水を切らさないようにしましょう。

とくに夏場は、脱水症状に注意が必要です。水はお皿に入れておくだけだと、猫がこぼしてしまう場合もあります。給水機などを活用することで、猫が飲める水を切らさないようにしましょう。

執行ねこ員:飼い主さんが家を出てすぐに、お皿の水をこぼしてしまうと大変!

3. ケージ内の環境

猫に留守番をしてもらう場合は、ケージ内を居心地の良い環境にしてあげましょう

具体的には、ケージ内の高さと広さが必要です。ケージが小さいと、猫に窮屈な思いをさせてしまうため、長時間留守番をさせるとストレスがたまりやすくなります。

ケージ内にクッションやハンモックなど、猫が喜ぶアイテムを置いてあげるのも、居心地の良い環境をつくるのに良い方法です。

猫を長時間ケージで留守番させるとストレスはたまりやすい


ケージ内での留守番は、飼い主さんにとっては安心できるかもしれませんが、猫によっては留守番に慣れていないとストレスがたまりやすくなります。とくにケージの中へずっといる状態だと、自由に行動できないため余計にストレスがたまりやすく、愛猫にかわいそうな思いをさせてしまうのは事実です。

>>猫のケージ飼いがかわいそうだと言われる3つの理由!可哀想な思いをさせないための工夫も解説

共働き家庭で仕事からの帰りが遅くなる場合は、帰ってきたらケージから出して遊んであげるなどして、ストレスを発散させてあげられるようにしましょう。

>>共働き家庭で猫のケージ飼いをする際の工夫や注意点!あると便利なアイテムも紹介

執行ねこ員:仕事で忙しいことは、猫の世話ができない理由になりません。忙しくても、できる限り愛情を注いでほしいなぁ。

白井君:おっしゃるとおりです。

猫がケージでの留守番を嫌がる場合の工夫


なかには、猫がケージ内での留守番を嫌がる場合もあることでしょう。

執行ねこ員:放し飼いに慣れていると、ケージの中みたいな場所は、不安を感じて入りたくない猫もいるだろうしね。気持ちはわかるよ。

白井君:いきなり閉ざされたスペースに誘導されると、たしかに不安になりますよね…。

その場合は、日頃からケージを活用して慣れてもらうなどの配慮が必要です。具体的には、少しずつケージの中に入れる時間を延ばしていきましょう。無理やり入れるのではなく、ケージの中に入ることが猫にとって良いことや、楽しいことだと思ってもらうのがポイントです。

執行ねこ員:ケージの中が楽しい場所や、快適な場所だと感じられれば嫌がらないはずだもんね。

仕事や旅行中に猫をケージで留守番させるのが不安な方向けの対処法


仕事や旅行中の猫の留守番についてケージのメリットを感じつつも、それでも不安に感じてしまうという方もいることでしょう。

執行ねこ員:気持ちはわかるよ。

白井君:猫なのに飼い主さんの気持ちも理解できるんですね…。

猫をケージ内で留守番させるのが不安な場合は知人に見てもらったり、ペットホテルやペットシッターに預けたりするといった手段があります。

執行ねこ員:お金がかかる場合もあるけど、人の目があるなら安心だよね。

白井君:おっしゃるとおりです。

ただし、普段の生活から環境が変わると、猫が体調を崩してしまう場合も考えられます。そのため、信頼できる知人に自宅へ訪問してもらうという方法もあります。

ケージではなく猫を放し飼いで留守番させる際の注意点


猫の留守番に関しては、放し飼いにしている場合のリスクもあります。具体的には、以下のポイントに沿って対策を行いましょう。

  1. 戸締りをしっかり行い、入ってほしくない部屋は必ず閉めておく
  2. 誤飲の可能性があるものはしまう
  3. 水とトイレを複数用意する


猫は少しの隙間であっても、通り抜けてしまう場合があります。窓の隙間などは、人間目線では問題がないと感じて、注意が疎かになりがちなので注意しましょう。

また、ストレスを蓄積させないために、おもちゃを置いておくなど猫が退屈しない工夫も必要です。留守番をしている猫に、室内でさみしい思いをさせないためにも、さまざまな視点で過ごしやすい環境を整えるようにしましょう。

猫が留守番中も快適に過ごせるienekoのデザイナーズケージ


執行ねこ員:猫にケージ内で留守番をしてもらうにあたって、新たにケージを購入しようと思っても、いろいろな種類があってどれが良いのかわからない人もいそうだね。それに、ケージは場所をとるから、部屋の雰囲気が変わるだろうし…。

白井君:たしかに愛猫のためとはいえ、機能性だけでなくデザイン性も気にしたいところですよね。

執行ねこ員:白井君の会社って、猫に関するアイテムを販売しているんでしょ?おすすめのケージはないの?イイ感じのやつ!

白井君:もちろんありますよ!

少し強引な流れではありますが、、猫をケージ飼いするならienekoのデザイナーズケージがおすすめです。

ienekoでは、利用者の方から「まるでインテリアみたい!」などの声をいただけるような、機能性だけでなく見た目にもこだわったケージを販売しています。

執行ねこ員:まるで…インテリアみたい!

ienekoが販売しているケージは、一般的なサイズのケージより大きく設計されているのが特徴です。また、広さがあるため、ケージの中だけでもストレスを抱えずに過ごせます。

ストレスを軽減できる「猫ステップ」がついており、「ハンモック」を置けるスペースも確保できるため、ケージの中でも自由に遊べます

執行ねこ員:広々していて快適!

ieneko独自機能である高さ15cmの猫砂ブロックにより、猫砂の飛び散りを防げます。また、付属のお掃除トレーを引き出すだけでお手入れが簡単に行えるなど、日々のお掃除が手軽に行えます。

執行ねこ員:へぇ~。すごいじゃん。

また、天然ブナの木製フレームが使われており、インテリアとしてお部屋にもなじみやすいデザインです。

ダサいと感じてしまうようなデザインだと、放し飼いにしたあとはすぐにケージを片付けたくなることでしょう。ienekoのケージはそのまま置いたままでも、インテリアとしてお部屋に残しておきたくなるようなデザインです。

ケージは、2段と3段から選択できます。お部屋のレイアウトやケージを置くスペース、愛猫の特徴に合わせて選べます。

執行ねこ員:機能性だけでなく、デザイン性にも優れているんだね!

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猫にケージで留守番してもらう場合は事前に環境を整えておこう


猫をケージの中で留守番させることは、誤飲やケガを防ぐ意味では有効です。一方で、ケージ内で留守番させる場合は猫の行動が制限されるため、温度管理などに注意が必要です。

猫は人間とは違い、自分で部屋の環境を整えられません。ケージ内であれば猫の行動範囲が制限されるため、長時間の留守番をしてもらう場合は、さまざまな角度で過ごしやすい環境を整えてあげる必要があります。

これまでは猫を放し飼いにしており、ケージを用意していないという方もいることでしょう。留守番をしてもらうにあたって、新たにケージの購入を検討している方にはienekoのデザイナーズがおすすめです。他のケージよりサイズが大きめに設計されており、猫が留守番中でも窮屈な思いをせずに過ごせるはずですよ。

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